喜び―主にある強さ　オズワルド・チェンバーズ著サンプル

もし今、あなたの置かれている状況が困難なら、困難でなかった時のことを思い出してみてください。そうすれば、人の心が起き上がり小法師のように、ある状態から別の状態に立ち直る力があることに驚かされるでしょう。人の心はなんと多くの痛みに耐えられることでしょう、そしてなんと多くの喜びにも！もし私たちがあることを別のことに変える力を失ったら、バランスを崩してしまいます。神の御霊はバランスを正しく回復させ、ちょうど良い状態に保ってくださいます。

人が元気を出せないときに「元気を出しなさい」と言う福音を述べ伝えること、明るいことが何一つないときに、明るい方を見なさいと言うことは、クラゲにヘンデルのオラトリオの一曲でも聞きなさいと言うほど愚かなことです。有罪を宣告された人に元気を出せと言うのと同じほど無駄なことです。その人が必要としているのは、その人を変え、喜びの泉のほとりに連れて行ってくれる神の恵みなのです。

黙想への問いかけ　私は喜びではなく陽気でいることで満足してはいないか？私の神への確信は悲しみや苦難の時でさえも喜びを体験するのに十分か？私の恵みの体験は自分の罪よりも大きいか？

引用元『Biblical Psychology（聖書心理学）』 © Discovery House Publishers