あなたを愛する父なる神サンプル
第16日
事実から信仰へ
聖書には理解できない箇所がある。そのように理解できない箇所ではなくて、私が理解できる箇所にこそ、私は頭を悩ませるのだ。—マーク・トウェイン(Mark Twain)
今まで分からなかったことが分かると、そこには責任が生じます。知識が増えると、機会が与えられます。私たちの完全な父である神についても、同じことが言えます。父なる神に関する基本的な事実。その事実すべては比較的簡単に知ることができます。しかし、聖霊の働きをいただいて、そのような事実を生かして信仰に生きるとなると、話は違ってきます。
エルサレムの町は、このような「事実から信仰」の変遷を遂げませんでした。何度も何度も預言者たちが来たにもかかわらず、神から離れた生活を選んだのです。
「わざわいなるかな、
このそむき汚れた暴虐の町。
これはだれの声にも耳を傾けず、
懲らしめを受けいれず、
主に寄り頼まず、
おのれの神に近よらない。」(ゼパニヤ書 3章1〜2節)
何ともったいないことでしょう! 神の真理を知ることは、すばらしい祝宴に招かれるという光栄に預かるようなことです。その招待状には、こんな言葉が躍っていることでしょう。
「そこの、あなた! わたしと一緒にお祝いに出席してください。わたしのところで、休んでください! 飾ることなく、そのままのあなたで、わたしのところに来てください! 今すぐ、出欠を知らせてくださいね。天の父より」
さあ、今、神に祈りましょう。あなたの心が神の性質の中のひとつを取って、それにフォーカスできるように願いましょう。あなたが選んだ、神に関するひとつの事実。神はそのことを通して、あなたを信仰へと導きたいと望んでおられます。
- 神は私の近くにいてくださる。
- 神は慰めてくださる。
- 神は私を他のものとは違う存在としてくださる。
- 神は備えてくださる。
- 神は私を喜んでおられる。
- 神は私を気にかけてくださる。
- 神は思いやりがある。
- 神は恵み深い。
- 神は忍耐強い。
- 神は賛美に値する。
- 神は誠実なお方。
- 神は赦(ゆる)してくださる。
- 神は義なるお方。
- 神は、愛の神。
天のお父さま。あなたに関する真理のひとつを選んで、その真理に沿った人生を歩めるよう、私を助けてください。今、あなたの中に私は安らぎます。自分自身で努力することを止めます。イエスにとどまる私を、正しい方向へと導いてください。あなたを信じられるようにしてください。そして、私が選んだあなたの真理を通し、あなたとのより深く親しい交わりの中に、私を引き寄せてください。アーメン
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考えてみましょう
1)「父なる神」という神の性質の中で、あなたの心に最も響いたご性質は何でしたか? それはなぜですか?
2)「父なる神」という神の性質が明らかにされる中で、十字架はどれほど大きな役割を果たしましたか?
3)あなたと「あなたの父親である神」との関係において、この学びはその関係性をどのように深めましたか?
この読書プランについて
神があなたの父親であり、あなたは神の子どもですと、幼い頃から教えられてきました。しかし、神を父親と捉えるのはそう簡単なことではありません。望んでも地上における、実の父親からの愛を受けられなかった生い立ちであれば、特にそうでしょう。すべての人間が渇望している愛。その愛を満たしてくださる神。この16日間の読書プランの中で、著者のピート・ブリスコー(Pete Briscoe)は、私たちにとって、神がすばらしく完全な父親であることを示す聖句を引用しながら、そのような愛の神へと案内してくれます。
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