あなたを愛する父なる神サンプル

The Father Loves You By Pete Briscoe

16日中 13日

第13日
罪悪感なく、あなたは赦される

「ああ! どんなに取り繕ったところで、自分の罪悪感を隠し通すのは、何と難しいことか。」—オウィディウス(Ovid)

罪悪感はとても大きく、そして重苦しいものです。足に巻きついた鉛のいかりのように、私たちが犯した過去の罪は ―ことの大小にかかわらず― 、恥辱という名の海に私たちを引きずり込みます。この罪悪感のために、みんな、自分の罪は周囲から赦(ゆる)してもらえない(これは事実かもしれません)と真剣に考え、時には自分の罪は神にも赦してもらえない(これは事実ではありません!)と信じてしまいます。そして、神には私たちを「赦す気持ち」がない、いえ、それ以上に神は私たちを「赦さない」のだ、という結論に至ってしまうことがあるのです。

しかし、これまでに何度も経験してきたように、聖書を読めば、神がそれとは正反対の性質を持っていることが分かります。

「……悪と、とがと、罪とをゆるす者、」(出エジプト記 34章7節)

神は赦される神なのです。父なる神は、神を心から信じる人を赦してくださいます。神はあらゆることを赦され、その赦しの業を完遂されます。

「天が地よりも高いように、
主がおのれを恐れる者に賜わるいつくしみは大きい、
東が西から遠いように、
主はわれらのとがをわれらから遠ざけられる。」(詩編 103編11節〜12節)

しばらく時間を取って、この言葉を心の奥深くまで、取り入れましょう。

聖書は、赦しという神の性質をあらわした書物です。そしてそれは、新約聖書にあるイエス・キリストという個人の死とよみがえりという手段の中で、最も明確に表現されます。それはすべて、神が「赦される父」だからです。

主 (イエス)は、わたしたちの罪過のために死に渡され、わたしたちが義とされるために、よみがえらされたのである。」(ローマ人への手紙 4章25)

>神さま。私はあなたの愛に値しません。ましてや、私の罪を考えれば、あなたの赦しにはもっと値しません。私に対し、思いやりと恵み、そして忍耐を持ってくださり、本当にありがとうございます。あなたは私の過去の罪を忘れてくださるだけではなく、その罪から救ってくださいました!あなたの赦しに感謝し、その赦しを信じます。アーメン

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この読書プランについて

The Father Loves You By Pete Briscoe

神があなたの父親であり、あなたは神の子どもですと、幼い頃から教えられてきました。しかし、神を父親と捉えるのはそう簡単なことではありません。望んでも地上における、実の父親からの愛を受けられなかった生い立ちであれば、特にそうでしょう。すべての人間が渇望している愛。その愛を満たしてくださる神。この16日間の読書プランの中で、著者のピート・ブリスコー(Pete Briscoe)は、私たちにとって、神がすばらしく完全な父親であることを示す聖句を引用しながら、そのような愛の神へと案内してくれます。

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この読書プランを提供してくださったピート・ブリスコー(Pete Briscoe)氏に感謝します。詳細については次のウェブサイトを参照してください。 http://petebriscoe.org/