身代わりとなって:受難節のデボーションサンプル

In Our Place: Lenten Devotions

14日中 3日

王に万歳

英国ほど王室への式典を行う国もないでしょう。エリザベス二世の治世が長く続いているので、1953年の戴冠式を覚えているのは見たことがありませんが、遠からずまた見ることになるでしょう。豪華なパレードとともに到着した新しい王に、聖エドワードの純金の冠、1189年から用いられる宝剣、手袋、王笏、王杖が授けられます。

イエスのエルサレム入城となんと違うことでしょう。イエスがオリブ山から乗ったのは子ロバです。イエスを群衆より高々と上げることもできない小さな動物です。しかし、群衆はイエスを王と認めて、歌い始めました。「主の名によって来られる方、王に、祝福があるように」(ルカ19:38)。イエスが受けた法衣は古びたローマ軍の外套、王杖は葦の棒、王冠は茨でした。

茨を伝った血は、人の血でもあり、神の血でもありました。その血には贖いの力があります。イエスは人として、私たちを代表して神の審判に臨みました。イエスは神として、世のすべての罪人を代表しました。イエスの受けた傷によって、わたしたちは癒されました。

オリブ山はまた別の形として戴冠式での役割を果たしました。イエスはそこから天に昇られました。イエスの謙遜は勝利に変わりました。数え切れない数の天使がイエスを囲み、イエスの存在と霊が宇宙を満たしています。兄弟姉妹の益となるように、イエスがすべてを治めておられます。信仰によって、私たちもまた王族の一員となりました。天の王族の一員なのです。
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この読書プランについて

In Our Place: Lenten Devotions

この読書プランでは、受難節のできごとに沿って、イエス・キリストが私たちの身代わりとして受けた苦難、十字架刑の宣告、死について学びます。

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この読書プランを提供下さった、Time of Grace 教会に感謝致します。より詳しい情報については、こちらのウェブサイトをご覧ください。www.timeofgrace.org