身代わりとなって:受難節のデボーションサンプル

In Our Place: Lenten Devotions

14日中 4日

時が来た

私の家を訪ねた人は、リビングルームだけでも6つの時計があることに気付きます。すべて機械式の時計で、そのチクタク音やチャイムが心を落ち着かせてくれるのです。時間に遅れることへの恐怖が私の中にあるに違いありません。何か重要な出来事に遅れてしまうかもという不安を、時計の存在が和らげているのかもしれません。

イエスはいつでも「時」を知っていました。癒す時、教える時、叱る時、休む時、祝宴に出る時。父なる神が、死すべき時をイエスに知らせました。イエスは弟子たちに言いました。村々を巡って宣べ伝える時は終わったと。「このときから、イエスは、御自分が必ずエルサレムに行って、長老、祭司長、律法学者たちから多くの苦しみを受けて殺され、三日目に復活することになっている、と弟子たちに打ち明け始められた」(マタイ16:21)イエスは棕櫚の日曜日にエルサレムに入城する時が最後の時であるとご存知でした。

棕櫚の葉が揺れる人だかりの中で奇跡が起こりました。子ロバに乗った静かな男がメシアである、旧約の予言が成就するのだと、群衆が理解しました。ホサナの賛美は、それがどのような時であるかを群衆が理解しているという意味です。王が一人一人の命に入ってくる時であること、忠誠を求めている時であることを。

あなたにも分かりますか?ためらうのを止めて、イエス・キリストこそ主であり、王であると宣言する時です。この棕櫚の日曜日と同じように、御言葉を通して、洗礼〈バプテスマ〉の水を通して、聖餐の肉と血を通して、イエスは現代に暮らす私たち一人一人に入ってきてくださいます。棕櫚の葉は呼びかけます。今、主を礼拝せよと。
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この読書プランについて

In Our Place: Lenten Devotions

この読書プランでは、受難節のできごとに沿って、イエス・キリストが私たちの身代わりとして受けた苦難、十字架刑の宣告、死について学びます。

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この読書プランを提供下さった、Time of Grace 教会に感謝致します。より詳しい情報については、こちらのウェブサイトをご覧ください。www.timeofgrace.org