喜び―主にある強さ　オズワルド・チェンバーズ著サンプル

人々はやがて来る天国についての説教にうんざりして、対極に移行し、いわゆる「実践的な」もののみを論じています。その結果、神が来ると約束された一切を知るという計り知れない喜びから自分自身を奪い取っています。罪の贖（あがな）いが及ぶのは男と女だけではなく、この地全体に及びます。罪と悪魔によって台無しされた一切のものは、イエス・キリストによってすでに完全に贖われています。今この時点ではそれは私たちにとってどうしても信じられないことです。この世は神の地にありながら人間社会に代表され、人は好き勝手なことをしています。しかし、この地は神が支配していることに変わりはありません。「柔和な人たちはさいわいである、彼らは地を受けつくであろう。」柔和な人たちは神のときを待ちます。

私たちの内に喜びがないとき、私たちは神に向かい、神の喜びが私たちの力であることを見いだします。

黙想への問いかけ　私の実体験が雲と闇のようであるときでさえ、神は喜びに満ち溢れているという確信に自分の心を休めているか。神の約束が全うされるのを待つ間、キリストが最終的な勝利者であるという信頼は、私が喜びを持ち続けるのに十分か。

引用元『 Biblical Ethics（聖書倫理学）』『The Highest Good（至上の善）』 © Discovery House Publishers