祈りの力ー21日間　アンガス・バカン著サンプル

「祈りの大切さ」

「現代の福音伝道者として最も成功された三大秘訣（ひけつ）は何か」とビリー・グラハム氏（Billy Graham）に質問したことがある。その答えは「第一に祈り、第二は祈り、そして、第三も祈り」だった。

静かな時間があるとあなたは神に話しはじめる。話す以上に聞くことが多くなる。私たちの多くは（私もその一人だが）、沈黙に抵抗がある。私の妻は間違いなくこのことを認めてくれるだろう。神は私たちに一つの口と二つの耳を与えてくださった。話すことよりも聞くことのほうが2倍多いのだ。

祈りは「主よ、これを与えてください。あれも与えてください。お与えください。……」という買い物リストではない。そう、会話である。あなたは神に「今、どんな気持ちか」と尋ねたことがあるだろうか？神は寂しがりやだと思う。なぜなら神が聞いている祈りの半分は神と何の関係もないからだ。すべて私たち自身のことである！苦しい時の神頼みとして神を用いるかわりに、主との交わりを深める努力をしよう。

＜祈り＞　全能の父なる神様、私の救主であるイエスはまずあなたに話しかけることなしには何もしなかったことを思い出しました。あなたに語りかけ、あなたとの親しい交わりを深める習慣が身につくよう助けてください。主よ、私が祈り人になれるように導いてください。アーメン

翻案元『Peace in His Presence（主の臨在にある平安）』アンガス・バカン（Angus Buchan）著© Christian Art Publishers