祈りの力ー21日間　アンガス・バカン著サンプル

「絶えず祈りなさい」



神とのシンプルなコミュニケーションが祈りだ。「『祈りは物事を変える』というのは、『祈りは私を変え、私が物事を変える』というのと同じくらい真実に近いものではない。」とオズワルド・チェンバーズ氏（Oswald Chambers）は記す。



あなたが神に語りかけるとき決まった形式は必要ない。通勤途中の電車の中や、スーパーへの買い物で自転車に乗っているときなど、神に話しかけることができる。テサロニケ人への第一の手紙5章17節は「絶えず祈りなさい」と私たちに語る。あなたが今、つらい思いをしているなら祈り、子供のように主の御前に出て、あなたの必要を主に伝えてほしい。



私は主に語りかけ、主とともに歌い、泣き、論ずる。主に全く語りかけないよりは、腹を立ててくれたほうがよいと、主は思っているだろう。自分の子どもについて考えてみなさい。それは、息子や娘があなたに話しかけてくれないと心配するのと同じである。そうであるから、あなたの経済的なこと、仕事関係のこと、家庭内のことなどの必要を神に話してみなさい。神がどのように答えてくれるか、きっと驚くだろう。



主が風向きを変え、雨をもたらし、火を消すのを私は見てきた。しかし心にとめなさい。祈りはあなたが神に渡す、よくある買い物リストのようではない。神はあなたが神ご自身と友になることを望んでいる。声として聞こえる必要はないが、あなたの心に自然や信仰の友、境遇を通して、主は語りかけてくれる。



今日、出掛けるとき、神に話しかけてみよう。あなたの喜び、期待、心配事、恐れを伝えてみなさい。そうすると、創造主である神があなたを気にかけているように感じるだろう。



＜祈り＞　イエスさま、どんな小さなことでも神の御前に持っていくよう、今日、私に思い起こさせてください。聞いてくださって感謝します。アーメン



翻案元『The Bible with Grassroots Reflections （聖書―原点にかえって黙想）』アンガス・バカン（Angus Buchan）著© Christian Art Publishers