イエスが話された物語サンプル

イエスが話された物語

29日中 15日

あとの者がさきになる

新約聖書の最も興味深いことの一つは、イエスの弟子たちが多くの場合イエスの弟子たちは、たとえ話を分かりやすく解説してもらう必要があったということです。細かい内容に気をとられ、本当にイエスが言いたいことが理解できなかったのです。むしろイエスに敵対心を抱いていた律法学者たちの方が、イエスの話をすぐに理解し、自分たちが戒められていることに簡単に気づいたようです。

「欲の深いパリサイ人たちが、すべてこれらの言葉を聞いて、イエスをあざ笑った。そこで彼らにむかって言われた、『あなたがたは、人々の前で自分を正しいとする人たちである。しかし、神はあなたがたの心をご存じである。人々の間で尊ばれるものは、神のみまえでは忌みきらわれる』」(ルカの福音書 16章14-15節)。

律法学者たちは上流階級の出身の人が多かったので、みなお金持ちでした。お金があるということは、神の好意を受けている証だとお互いに言い合っていました(これを自己義認と言います)。しかし、イエスはこのたとえ話でまったく逆のことを言っておられます。神からご覧になると、富は人間の誠実さの証しではなく、貧困は神の罰を証するものではない、と。

この世は自分を自慢する人たちの言うことに耳を傾けますが、神は謙遜な人を好まれます。この世は金持ちと有名人を賞賛しますが、神は身分の低い人を高めてくださいます。この世は、たくさんの使用人がいる人に憧れを抱かせますが、神は仕える態度を持つ人を好まれます。

さあ、あなたは誰に一番褒められたいと思いますか。
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この読書プランについて

イエスが話された物語

イエスはしばしば、「たとえ」を使って話されました。この小冊子では、イエスが話された4つの有名なたとえ話を分かりやすく紹介します。

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