大丈夫じゃない！サンプル

天才と呼ばれる人々はチェスを好みます。その理由は簡単。チェスが頭を使う難しいゲームだからです。それぞれの駒の動きを全部知っていたとしても、自分が打つべき一手を知ることはとても難しいことです。チェスの上級者になるまでに、一生かかることもあります。

あなたが 本当に チェスの達人になったら、グランドマスター（世界最高峰のチェスのタイトル戦）で戦うことができます。しかしそこに到達するまでには、長い時間と、多くの忍耐と、比類なき知性が求められます。それは、選ばれた人だけが参加できる試合なのです。

人生は時にチェスのようです。正しいことと間違っていること。すべてのルールを知っているのに、自分がすべきことについて、悩み苦しむことがあります。それは、簡単な決断ではありません。だからこそ、正しいことを避ける人々が出てくるのです。人はやすきに流れるものですからね。

正しいことを選ぶこと。聖書はそれを「狭い道」と呼んでいます。広くて大きい道ならば、脇にそれたり転んだりすることなく、容易に歩くことができます。しかし、狭い道では注意深く歩みを進めなければなりません。広い道を歩くときよりも時間がかかり、様々な制約があります。スイスイと歩けるようになるまで、その道に慣れる必要があります。でも、その狭い道は正しい選択ができる方向へと、私たちを導いてくれるのです。

そう。善悪の違いを知っていることは、時にあなたを難しい局面へと導きます。でも神の言葉は、仮にそうであったとしても、時間と忍耐によって、私たちが狭い道を歩けるようになることを思い出させてくれるのです。