神には大切なこと

私たちは何でも祈ることができます。「あなたにとって大切なことは、神にとっても大切なことです。」とクリスティン・ケイン（Christine Caine）は言いました。もし気になることや、心配なことがあるならば、そのことについて私たちは祈れるのです。

パウロはピリピ人への手紙4章6～7節でこのように私たちを励ましています。

「何事も思い煩ってはならない。ただ、事ごとに、感謝をもって祈と願いとをささげ、あなたがたの求めるところを神に申し上げるがよい。 そうすれば、人知ではとうてい測り知ることのできない神の平安が、あなたがたの心と思いとを、キリスト・イエスにあって守るであろう。」（JA1955）

どんなことを祈れるのでしょうか？パウロの答えははっきりとしています。すべてです！どんなことでも、神のことになると小さすぎることはありません。そして、「何事も思い煩ってはならない。」つまり「何も心配するな」という言葉は私たちが経験している困難に同情していないように思えるかもしれませんが、この言葉をパウロは獄中で書いたということに着目しましょう。

「Don't worry, be happy（くよくよせずに楽しくやろうぜ）」ということを標語にしようとパウロは言っていません。私たちの置かれている状況の現実を無視したり、軽視したりすることは、無責任なことです。しかし、不安や悩みの中にあっても神の平安と神の力を経験する道があるのです。だからこそパウロは私たちに「自分の願いを神にささげなさい」と勧めているのです。たしかに神は宇宙全体やこの世の大きな問題に積極的に関わられていますが、私たちの天の父は、私たちの仕事、人間関係、感情、恐れ、日常生活など、ご自身の子供の人生の細部にわたり同じように関わり、気にかけています。

神はあなたを見ていて、神はあなたを知っていて、神は本当にあなたを気にかけています。

あなたにとって大切なことは、神にとっても大切なことなのです。ですから、祈ってください！

祈り

父よ、空の鳥を養い、野の花を装ってくださりありがとうございます。そうしたことはあなたが私の人生の細部や、心の中にあることを気にかけてくれているほんの一部です。今日、あなたの御前（みまえ）に私の気になっていることを置きます。あなたの知恵と御臨在と力を示してください。そして、あなたが私にとって大切なものを気にかけてくださるように、あなたにとって大切なことを私が気に留（と）めて、そこに愛情が形作られるように願います。御国が天にあるように、地にもなされますように。アーメン

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