イエスが話された物語サンプル

イエスが話された物語

29日中 22日

生き返った弟

長男は厳しい言葉で戒められる代わりに、親がどんな気持ちなのかを、ゆっくりと説明されました。若者が自分の親の監督下から逃れる時、その心は恐れでいっぱいになります。そして親元に戻って来るとき、それはあたかも死からよみがえるかのようです。その安心感は半端ではありません。それは盛大にお祝いするのにふさわしいのです。

「父は彼に言った。『子よ。おまえはいつも私といっしょにいる。私のものは、全部おまえのものだ。だがおまえの弟は、死んでいたのが生き返って来たのだ。いなくなっていたのが見つかったのだから、楽しんで喜ぶのは当然ではないか』」(ルカの福音書 15章31,32節)。

人間の魂の救いを求める時、どうか次のことを覚えておいてください。それは、罪によって打ちひしがれた罪人は、律法(人間が戒め、法、戒律、条件を守ったり、善行や修行を重ねたり、供養や弔いなど、あらゆる人間の働き)によって回復するのではなく、混じりけのない福音(父なる神の一方的な無償の愛、キリストの無条件のゆるし、聖霊の忍耐強い働き)によって、罪をゆるされるということです。

自分が悪い息子や悪い娘であったとき、神があなたをもう一度腕の中に抱きしめたいと思っておられることを、どうか思い出してください。神は、本来あなたが受けるべき罰を与える代わりに、美味しいお肉をご馳走したいと思っておられるのです。神の恵みは、裁きの力よりも強いのです。
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この読書プランについて

イエスが話された物語

イエスはしばしば、「たとえ」を使って話されました。この小冊子では、イエスが話された4つの有名なたとえ話を分かりやすく紹介します。

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