神の御声を聞くサンプル

心静かな時間をつくる

今日の聖句を読もう。

あなたの生活がずっと雑音に囲まれているなら、神はあなたに話しかけないだろう。一人になる必要があり、心を静める必要がある。これを静かな時間と呼ぶ。

マタイによる福音書6章6節で、イエスは次のように語っている。「あなたは祈る時、自分のへやにはいり、戸を閉じて、隠れた所においでになるあなたの父に祈りなさい。すると、隠れた事を見ておられるあなたの父は、報いてくださるであろう。」

神が語るのを聞き、あなたの人生に対する神のビジョンを得るためのカギは「神があなたに会いたがっている」という事実だ。

あなたが神を待っているのではなく、神があなたを待っていることに気が付く必要がある。神との交わりをもつようにと神はあなたを創られた。毎日、一緒に過ごす時間がほしいと神は望んでおられる。日々、神と過ごす時間を予定に入れてほしいと願っておられる。神は待っておられるのだ。

一人だけで静かな時間を持つということは、現代ではかなり難しい。生活の中でどれだけ騒音があるかわかっているだろうか。車内では、常にラジオをつけているか、イヤホンをしているか、Bluetoothをオンにしている。駅のホーム、スーパーやゲームセンターには常に音楽がある。あなたの人生で音が全くない静かな時間というのがほとんどない。

家に子供がいるなら、なお難しい。しかし、不可能ではない。スザンナ・ウェスレー（Susanna Wesley）は、歴史上の偉大な女性に数えられるが、子供が18人いた。そのうちの一人、息子のジョン（John）はメソジスト教会の創設者であり、メソジストリバイバルの牧師たちとアメリカ西部にキリスト教を広めた人物である。別の息子はチャールズ（Charles）で、6千以上の讃美歌を作った人物である。

18人の子供がいたら、どうやって一人の時間を見つけるのか。スザンナ・ウェスレーの伝記にこう書かれている。毎日午後の決まった時間、スザンナは自分の好きなロッキングチェアに腰掛け、エプロンを外し一時間座っていた。子供たちは母親がエプロンを外すときそれが何を意味するかを知っていた。「子供はママのじゃまをしちゃダメ、さもないと、大変なことになる！」

ウェスレーは、母の祈りが自分の人生を形作ったと言っている。絶望的な気持ちになったときは、一人になる時間を見つけよう。心を静めて、主と交わろう。

This devotional © 2014 by Rick Warren. All rights reserved. Used by permission.　 許可を得て使用しています。