喜び―主にある強さ　オズワルド・チェンバーズ著サンプル

喜びのすべての度合いは心の内にあります。（もし幸福が出来事によって左右されるとしたら）この世の中で、クリスチャンはどのように幸福を満たせるでしょう。この世では、サタンが神から離れた魂をねじ曲げて離れさせる最善の仕事をしています。肉体的に拷問を受けている人がいます。虐げられて、一度も機会を与えられない人がいるところです。このような状況で幸福でいることは、もっとも悲惨な自分勝手さの現れでしょう。しかし、喜びのある心とは、決してそれらをないがしろにすることではありません。また、喜びは決して外的状況に左右されるものではありません。

聖書には「喜び」について述べられている箇所が数多くあります。しかし、「幸福な」クリスチャンについて述べている箇所はどこにもありません。幸福は何が起きるか次第で変わります。しかし、喜びはそうではありません。イエス・キリストには喜びがありました。そして「わたしの喜びが彼らのうちに満ちあふれるように」と祈られます。このことをいつも覚えていましょう。

黙想への問いかけ　私の生活の中で喜びと幸福の比率はどれくらいか？どれくらいの頻度で自分の気分が状況に左右されるか？どれくらいの頻度で喜びに満たされているか？

引用元『Biblical Psychology（聖書心理学）』© Discovery House Publishers