喜び―主にある強さ　オズワルド・チェンバーズ著サンプル

神の祝福は、神がもたらす雨のように、悪い者の上にも良い者の上にも同様に降ってきます。健康、才能、繁栄など、大いなる祝福のすべては神の溢れんばかりの恵みから来るもので、受け取る者の人格に由来するものではありません。例えばもし健康が、人が神の前に正しいことの印であるとしたら、良い人格とはどういうものかを区別する手立てを失うでしょう。なぜなら、悪人の多くが優れた健康を享受しているからです。

環境と状況には違いがあります。人それぞれの環境があります。人となりがその人の状況を作る要因となります。私たちはそれぞれ自分自身の環境を作りだします。つまり、私たちの人格が自分の環境を作り出すのです。幸福とは、自分の置かれた状況の中から自分を幸せにしてくれることだけを選んでいると言うことです。それは誤った信仰に繋がる大きな土台となります。聖書のどこを探しても「幸福な」信仰者について述べている箇所はありませんが、喜びについて述べている箇所は数多くあります。幸福は何が起きるかによって左右されます。しかし、喜びは決して外的状況によって影響されるものではありません。

黙想への問いかけ　逆境は私の働きにどのような影響を及ぼすか？私は、神から受ける祝福の度合いで神の愛を測ってはいないか？

引用元『God’s Workmanship（神の技量）』『The Shadow of an Agony（苦しみの影）』© Discovery House Publishers