魂の充電―今日の力　クレイグ・グローシェル著サンプル

昔、妻のエイミーの兄弟デイビッドが重い病気にかかってしまった。入院した彼のために、みんながいやしと完全な回復のために祈ってくれました。みんなで昼となく夜となく何週間も祈り続けたのです。しかし数か月後、神は思いもよらない方法でデイビッドをいやされました。彼がこの地上を去り神のみもとに召されたとき、まだ三十四歳でした。

妻はたった一人の兄弟を亡くし、義両親はたった一人の息子を亡くしました。打ちのめされ「神はいったいどこにいたんだ？どうしてデイビッドを失ってしまったんだ？」と思わずにはいられませんでした。

私は葬儀を手伝いました。そしてデイビッドを暗い過去のしがらみから解き放ちその人生を変えてくださったイエスを知ってもらうために、人びとを葬儀に招いたのです。その日、たくさんの人びとがイエスを心に迎える決心をし、その中には家族みんなが大好きなブルーおじさんもいました。

最近エイミーと私は祈りに込めた願いどおりに神は答えられなかったけれども人生にもたらされた良い変化についてふりかえってみました。「弟を取り戻すためなら、彼の死によって起こったすべてのことを引き換えにしても構わない？」と聞いてみたところ、彼女はすこしもためらわず「まさか。彼が天に召されたことを通して神様がなさったことは想像を超えてありあまるわ」と答えてくれました。

神のみこころこそ祈りにおいて大切です。いつも欲しいものを願ったときにいただけるとは限りません。しかしいつも信仰によって神のみこころを信じて歩むことはできるのです。

今日の祈り　愛する神様、あなたのやり方には理解できないことがたくさんあります。今日、目に見えるものによってではなく、あなたの完全で聖なる御計画を信じて信仰によって歩めるよう助けてください。