私の目的とは?神を愛し、隣人を愛することを学ぶサンプル
キリストに変えられる
今日の焦点
今日の読書プランを読み進める前に、ヨハネによる福音書3章30節を用いた静かな祈りをしましょう。この祈りを通して、心と思い、霊を整え、キリストの弟子として「変えられる」準備をしましょう。
息を吸いながら「彼は必ず栄え」と心の中で祈り、
息を吐きながら「わたしは衰える」と祈りましょう。
聞く
『グレコへの報告』ニコス・カザンザキズ著
ある日、ニコスはマカリオス神父に尋ねた。「マカリオス神父様。神父様には、今でも悪魔との戦いがありますか?」老齢の神父は少し考えてから、こう答えた。「子よ。そのような戦いはもうありません。私は年を取り、疲れています。悪魔も私と一緒に年を取り、私が彼に関わらないから、悪魔も私に関わって来ません。」
ニコスが聞く。「では、今の人生は楽ですか?」
マカリオス神父は言った。「いやいや。今の人生の方がずっと大変です。今は神との闘いをしているのですから。」
ニコスが叫ぶ。「神父様。神と闘って、勝つことをお望みですか?」
「いいえ。神と闘い、敗北することを願っています。」
適用
イエスが言った「自分を捨て、日々自分の十字架を負うて、わたしに従ってきなさい」は、何を意味しているのでしょうか? 自己中心的な願いを手放し、神の御心(みこころ)に従うことで、新しい命をどのように見いだせるのでしょうか?
マカリオス神父が神と闘い、負けることを望んだ理由について、どのように理解できるでしょうか?
応答
以下の祈りの歌詞を心にとめつつ、今日のデボーションを締めくくりましょう。この祈りを通して、自分自身を神にゆだねる思いを新たにしましょう。(訳注:英語聖歌より、翻訳者による直訳)
「主よわがいのち」
主よ、あなたにささげます
私の一瞬も、毎日も
尽きることのない賛美の中で流れ続けますように
私の思いを取り上げ、あなたの思いとしてください
その思いは、もはや私自身のものではありません
私の心を取り上げ、あなたの心としてください
その心は、あなたの尊き王座にささげられるものとなるでしょう
この読書プランについて
イエスに従う者としてのあなたの目的である「神を愛し、隣人を愛する」ことを探求していきます。7日間を通して、個人的な礼拝、変えられること、思いやり、仕えること、正義といったテーマを掘り下げ、それらの深い意味について考えていきます。毎日のデボーションは、その日のテーマに集中するための祈りから始まり、聖句、神学的視点からの考察、そしてその内容を実生活に適用し応答するための方法が含まれています。
More