一つの事サンプル
詩篇 27篇 4節には、目まぐるしく動く世界にあって、落ち着いたペースを保つための素晴らしいヒントが記されています。
最初のヒントは「願う」ことです。
どのように願いますか?
誰に願いますか?
何を願いますか?
私は、神が私たちの祈りをすべて聞いてくださると信じています。ただし、神はいつも私たちが望むように祈りに応えてくださるとは限りません。さらに、私たちは間違ったことを祈ることもあります。自分の利益に終始し、神の永遠の目的を持たない自己中心的な祈りです。
N・T・ライト(N. T. Wright)は次のように述べています。「しかし、ほとんどの場合、間違ったことを熱心に願うことが問題なのではありません。間違ったことを熱心に願うときのような熱意をもって、正しいことを願っていないということが問題なのです。」
聖書は「願う」ことを強く教えています。
エステル記は、大胆な願いについて書かれた物語です。若い王妃が王の許可なく玉座の間に入ります。それでも王は彼女に寛大さを示しただけでなく、その願いを聞き入れました。
私たちは、祈りの中で神に近づく方法を学ぶ必要があります。大胆に、謙虚に、ここは私たちの家ではなく神の家であり、そこにはルールがあることを理解した上で祈るのです。祈りの中で神に近づくためには、まずは次のことから始めましょう。
近づく ― 神のご臨在の中に入りましょう。
告白する ― 心を清らかにし、ゆるしを求めましょう。
ゆるす ― 他者をゆるしましょう。
礼拝する― 主のみ名を称え、崇める時間を過ごしましょう(賛美、礼拝、感謝)。
尋ねる ― 神の国の目的とは何か、神の声を聞きましょう(「み国が来ますように」)。
求める ― 個人の成長を求めましょう(「金のように精錬してください」)。
とりなす ― 他者の願い求めることや彼らの必要、家族、指導者、牧師、地域社会のため、また具体的な課題について祈りましょう。
瞑想する ― み言葉について深く考えましょう。
感謝する ― 神がこれまでしてくださったこと、これからなさるすべてのことを、ほめたたえましょう。
これらは、神に近づくための優れた方法と言えます。自分の利益よりも、神を優先しているからです。
例えば、次のようなことを神に願ってみましょう。
ー 世界の国々のこと
ー 知恵
ー 癒し
ー ゆるし
ー 解放
ー 不安の解消
ー み心の成就
エドワード・マーベリー(Edward Marbury)の言葉です。「人は、願わずに信仰を持つことはできないし、信仰なしに願うこともできない。」
祈られなかった祈りが、応えられることはありません。
私たちは、主に願い求めなければならないのです。
この読書プランについて
この読書プランでは、気が散ってしまいがちな世の中でイエスのために生きることの意味を見つけていきます。この世界はとてつもない速さで動いており、私たちが対応しきれない量の情報に溢れています。現代社会は、このまま変わることがないのでしょうか? 変化のスピードを落とすことはできないのでしょうか? その答えは、詩篇 27篇 4節に、そしてアンドリュー・カートリッジ(Andrew Cartledge)牧師による「一つの事」というメッセージシリーズに見つけることができます。
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