デイリーデボーション(グレッグ・ローリー 著)サンプル

Daily Devotions with Greg Laurie

30日中 29日

苦難に対する心構え

パウロは苦難についてよく知っていました。第2コリント1:8-9でこう言っています。「兄弟達よ。わたしたちがアジヤで会った患難を、知らずにいてもらいたくない。わたしたちは極度に、耐えられないほど圧迫されて、生きる望みをさえうしなってしまい、心のうちで死を覚悟し、自分自身を頼みとしないで、死人をよみがえらせて下さる神を頼みとするに至った。」

なんと率直な言葉でしょう。生きる望みさえ失っていたのです。心のうちで死を覚悟していたのです。そこで、こんなことを実践しました。自分の力に頼るのをやめて、そのかわりに神に頼りはじめたのです。

私たちは主から慰めを受けたのだから、他の人達にもその慰めをわかちあうべきだともパウロは言っています。「神はいかなる患難の中にいる時でもわたしたちを慰めて下さり、また、私たち自身も、神に慰めていただくその慰めをもって、あらゆる患難の中にある人々を慰めることができるようにして下さるのである。それは、キリストの苦難がわたしたちに満ちあふれているように、わたしたちの受ける慰めもまた、キリストによって満ちあふれているからである。」(第2コリント1:4-5)

本当の苦難が何か知ったら、苦しみに対する私たちの見方が変わってくるかと思います。もしかしたら、誰か今本当に苦しんでいる人がこれを読んでいるかもしれません。多くの場合、実際には思っているほどひどい苦痛ではないこともあります。客観的に見る必要があります。

私は数え切れないほど何度も、死の床にある人に会うために病院を訪れました。聖職者の務めとして私が与えたものよりも、彼らから受け取ったものの方がたくさんあります。聖句から主が何を教えてくれているのか、主がどんな風に慰めて力ずけてくれているか、彼らが証してくれるのです。こういった人たちのおかげで、新しい見方ができるようになりました。

まとめ:キリストの苦難を知ると、苦難に対して違う考え方ができるようになる。

著作権©2012年Harvest Ministries.不許複製 禁無断転載

聖書の引用箇所は口語訳聖書より引用しており、日本聖書教会の使用許可に基づいています。不許複製 禁無断転載
28 30

この読書プランについて

Daily Devotions with Greg Laurie

牧師グレッグ·ローリーによる、神様の御言葉をもとにした30日間のデボーショナルプラン。率直な会話形式のスタイルで、わかりやすく聖句を解説してあり、クリスチャンとしての日々の生活の中で「神を知り、神に知ってもらうこと」の助けとなるでしょう。

More

We would like to thank Greg Laurie and Harvest Ministries for providing this devotional. For more information, please visit: www.harvest.org