デイリーデボーション(グレッグ・ローリー 著)サンプル

Daily Devotions with Greg Laurie

30日中 22日

敵のために祈る

イエスが十字架の上で発した最初の言葉は「父よ、彼らをおゆるしください。彼らは何をしているのか、わからずにいるのです」(ルカ23:34)でした。「父よ、彼らを罰して下さい」とか「父よ、彼らを裁いてください」とでも言われた方がまだ理解できるかもしれません。しかし、イエスの十字架上での最初の言葉は、敵のための祈りでした「父よ、彼らをおゆるしください。彼らは何をしているのか、わからずにいるのです」

イエスは、自らの教えを実践されました。山上の垂訓において、このように語られたのを思い起こしてください。「敵を愛し、迫害する者のために祈れ」(マタイ5:44)

また、イエスは救い主に関する預言をも成就されました。キリストの死の何百年も前に書かれたイザヤ書53章に、メシアは罪人のための仲介者となるとあります。イエスが行っていたのは、まさにことです。自らの死に荷担した全ての人の仲介を行っていたのです。

ピラト自身はイエスが無実であることを知っていました。「わたしはこの人になんの罪もみとめない」(ルカ23:4)と言っています。しかし、ピラトは自分のキャリアと地位が大事だったので、イエスを釈放しませんでした。宗教的指導者も、キリストに対して法的に有罪とすることはできないと知っていました。ローマの百卒長も言っています。「まことに、この人は神の子であった」(マルコ15:39)イスカリオテのユダは自分の過ちに気付きました。「わたしは罪のない人の血を売るようなことをして、罪を犯しました」(マタイ27:4)

つまりイエスはこう言っているのです。「父よ、彼らをおゆるしください。彼らはこれがどれだけ悪い事なのか理解していないのです。彼らをおゆるしください。彼らには、どうしてもゆるしが必要です。理解を超えるほどの大きな罪を犯しましたが、彼らをおゆるしください。悪という言葉で片付けられないほどの悪を行いましたが、彼らをおゆるしください。父よ、彼らをおゆるしください」

あなたは、ここ最近いつ敵のために祈りましたか?

まとめ:なぜ敵のために祈らなければならないのでしょうか?

著作権©2012年 Harvest Ministries不許複製・禁無断転載
21 23

この読書プランについて

Daily Devotions with Greg Laurie

牧師グレッグ·ローリーによる、神様の御言葉をもとにした30日間のデボーショナルプラン。率直な会話形式のスタイルで、わかりやすく聖句を解説してあり、クリスチャンとしての日々の生活の中で「神を知り、神に知ってもらうこと」の助けとなるでしょう。

More

We would like to thank Greg Laurie and Harvest Ministries for providing this devotional. For more information, please visit: www.harvest.org