ルツ—あがないの物語サンプル

Ruth, A Story Of Redemption

5日中 3日

目にとまる

今日のデボーションではルツがベツレヘムでの新しい生活を始めるにあたり、神の摂理と計画が実際に動き出すのを見ていきます。あなたが当時のルツだったとしたらと想像できますか。夫に先立たれ、ユダの人から軽蔑されている国の出身でした。また神を信じてそれ程時間がたっていませんでした。ルツにとってはすべてが新しく、慣れないことばかりだったはずです。きっと夫を亡くした悲しみもまだぬぐいきれてはいなかったでしょう。しかしいろいろなことのさなかにどう感じていたとしても、ルツは神への信頼をしっかりと持ちつづけました。

2章のはじめにルツは自分から畑に行き、落ち穂拾いをします。食べ物を調達するためです。モーセの律法では(レビ記19章)、刈り入れのときに畑で落ち穂を拾ってはいけないことになっており、畑の隅の部分は貧しい人々のために残しておくことになっていました。ルツは残りものを集める重労働を進んでしようとしただけでなく、それは謙虚にならないとできない仕事でもありました。

あがない人、ボアズの登場です!ルツ記全般を通してボアズの存在は私たちのあがない主、イエス・キリストを象徴しています。イエスが罪人を愛の御腕で包んでくださるという美しい姿とそっくりです。ではこのボアズと呼ばれる人はいったい誰なのでしょう?ナオミの義理の家族であるということはわかっています。またその地域では高い地位と財力のある年上の人であったことも確かです。ボアズの名前は「力」という意味です。雇人によくしてあげ、見知らぬ人にやさしかったこともわかります。最も重要なことはボアズが「神の人」であったことです。

ボアズは畑で働くルツを見つけると、誰であるかを尋ね、ルツにボアズの畑で働き続けるように伝え、ルツが働くのに不自由ないよう手配すると言ってくれました。そんな親切な申し出を聞いてルツは地に伏してボアズがなぜそんなに親切にしてれるのかと尋ねます。思い出してください。ルツはモアブ人だったのです。それでもボアズは通常貧しい人に残すより多くの落ち穂をルツのために残してあげました。

なぜ親切にしてくれるのかというルツの問いに対してボアズはすばらしい言葉で答えます。ボアズはルツの内面の性格や美しさに気づいただけでなく、神の祝福を願ってくれました。

神は私たちすべてを神の翼の下に迎えてくださいます。外国人でも、貧しい人でも、孤独な人でも、心が打ちひしがれている人も、世の中を苦々しく思っている人も、すべてです。神はまさにあなたを守り、避け所を与えようと願っておられます。あなたが慰めと喜びの中で生きるためです。ボアズのルツへの願いはまさに神の私たちへの願いと重なります。私たちが皆安息を見いだし、神の翼の下に避け所を得るという願いです。神はあなたを守り、神がお造りになった通りのあなたへと成長することを願っておられるのです。

ルツがナオミの待つ家に戻ったときには想像以上の食べ物をもって帰ってきました。学者の中にはルツが1年分の食糧に匹敵する食べ物を持って帰ってきたと信じる人もいます。みなさん、今日あなたは希望と癒やしのかけらを探しているかもしれません。神はあなたが望んでいるよりもっと多くのものをあげたいと思っていてくださいます!望む以上にそして想像以上に、神はあなたのために備えてくださるのです!
2 4

この読書プランについて

Ruth, A Story Of Redemption

聖書の登場人物の中でほかの誰よりも気持ちを分かり合える人物といえば、ルツではないでしょうか。ルツは貧しく、夫を失い、外国人でした。それでも神様のことを最優先に考えて生き、神様に人生を変えられました。もしも今まさにあなたが励ましを必要としているならば、この読書プランがぴったりでしょう!

More

この読書プランを提供してくださったブリタニー・ラスト(Brittany Rust)に感謝します。さらなる情報は、こちらをご覧ください。 brittanyrust.com