イエスが話された物語サンプル

イエスが話された物語

29日中 4日

地獄

最後の3つめの罪の最もひどい結果は、地獄で永遠に苦しみを経験することです。地獄では魂と体に永遠の苦しみを味わいつづけるのです。今日の多くの人たちは地獄についてそれほど真剣にとらえていません。何といっても、地獄に行って帰ってきて、その話をしてくれた人がいないのです。日本では地獄というと、罰や苦しみを受ける恐ろしい印象はありますが、「蜘蛛(くも)の糸」のお話のようにその苦しみから脱出できる、または「お盆」や「正月」のように、死んだ人の魂が地獄の苦しみから一時的に解放されたり、休息さえあるという印象が強いです。自分をクリスチャンだと言っているたくさんの人も、聖書の描写の通りには地獄を信じていないようです。

イエスは地獄についてはっきりと教えました。イエスは神ですので、実際に地獄をつくられた方です。そこにあるのは終わりなき荒涼、苦しみ、憎しみ、痛み、そして絶望です。イエスは実際、私たちを地獄の脅威から解放するために、ご自身でその苦しみを十字架上で経験されました。イエスはたとえ話の中で、その惨めな状況を説明しておられます。

「その金持ちは、ハデスで苦しみながら目を上げると、アブラハムが、はるかかなたに見えた。しかも、そのふところにラザロが見えた。彼は叫んで言った。『父アブラハムさま。私をあわれんでください。ラザロが指先を水に浸して私の舌を冷やすように、ラザロをよこしてください。私はこの炎の中で、苦しくてたまりません』」(ルカによる福音書 16章23-24節)。

この意味が分かりますか。救い主を拒む人には、喉の渇きを癒すためのたった一滴の水さえも与えられないのです。お盆や正月のように、地獄の扉が開いて、しばらくの間地獄の苦しみからしばし解放され、この世に魂が戻って休息するということはないのです。あなたに対する、イエスのこの切実な語りかけに、どうか耳を傾けてください。
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この読書プランについて

イエスが話された物語

イエスはしばしば、「たとえ」を使って話されました。この小冊子では、イエスが話された4つの有名なたとえ話を分かりやすく紹介します。

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