イエスが話された物語サンプル

イエスが話された物語

29日中 9日

第2話:抜け目のない管理人

イエスがこのたとえ話を話された時、聞いていた人たちは初め激怒したことでしょう。イエスは犯罪を奨励しているかのようです。実際はそんなことは決してありません。イエスが本当におっしゃりたいことを理解すれば、このたとえ話を決して忘れないでしょう。こうした、ずる賢い管理人とクリスチャンの生活の共通点を知ることは、私たちが時間は限られていることを知った上で、神から預かった財産をどのように投資するべきかを示す、良い例となっています。

監査が入る

あなたは確定申告をしたことはありますか。または、自分の仕事の業績を上司に細かく査定されたり、外部の部署からの会計監査を受けたことはあるでしょうか。これは楽しいことではないはずです。むしろ惨めな気分になることだとよく聞きます。

「イエスはまた、弟子たちに言われた、『ある金持のところにひとりの家令がいたが、彼は主人の財産を浪費していると、告げ口をする者があった。そこで主人は彼を呼んで言った、「あなたについて聞いていることがあるが、あれはどうなのか。あなたの会計報告を出しなさい。」』」(ルカの福音書 16章1-2節)。

この金持ちは、管理人の監督不行き届き、あるいは詐欺によって、かなりの額のお金を失っていました。帳簿にはどれだけの損が出たかが記録されているので、管理人はその責任を感じてとても落ち込んでいました。

こう言われるのは心外かもしれませんが、イエスはあなたが自分を金持ちではなく、管理人のようだと考えるように勧めています。あなたが持っているものは全て神の所有物で、それをどのように蓄え、どのように使うかについては、あなたに責任があるということです。あなたの家計簿は、神のものにふさわしい状況になっていますか。あなたの株や証券資産や不動産資産はどうですか。もし神が今日、あなたの資産管理状況を監査するなら、あなたは胸を張っていられるでしょうか、それとも恐怖に震えるでしょうか。
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この読書プランについて

イエスが話された物語

イエスはしばしば、「たとえ」を使って話されました。この小冊子では、イエスが話された4つの有名なたとえ話を分かりやすく紹介します。

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