イエスが話された物語サンプル

イエスが話された物語

29日中 3日

死ぬべき運命

神はアダムに言いました。「あなたは、この善悪の知識の木からとって食べてはならない。もしこの木の実を食べるなら、あなたは必ず死ぬ」と。すると、サタンはエバに言いました。「あなたは決して死にません」。結局アダムとエバは木の実を食べました。サタンは嘘をついていました。それまで永遠の命を持っていたアダムとエバは、その瞬間から永遠の命を失ってしまったのです。「死ぬべき運命」とは、つまり、私たちの細胞や血管が徐々に死んでいく過程を上品に言い直した言葉です。

肉体的な死は、罪の二つめの結果です。死は不自然であり、美しいことでも普通のことでもありません。それは、神の楽園に乱入した、ひどく暴力的な侵入者です。ミュージカル/映画の『ライオン・キング』をご存知でしょうか。その中で、森の王者であるライオンが、自然界で新しい命が誕生し、死んでいくことの美しさについて歌います。実際の死は、この素敵な歌の中で描かれているような美しいものではありません。死は、神に反逆した人間に対する、二つ目の厳しい罰なのです。

「さて、この貧しい人は死んで、御使いたちによってアブラハムのふところに連れて行かれた。金持ちも死んで葬られた」(ルカの福音書 16章22節)。

私たちはみな死を恐れます。それは死に対する解決策や希望を見いだせないからです。私たちは、めまいがする程の金額をつぎ込んで、なんとか死を遅らせようとします。だからこそイエスの話は人々の心をとらえました。それは、金持ちと貧しい者に平等に訪れる、死の運命についての話だったからです。

イエスは私たちと同じ、死ぬべき肉体を持ってこの世に生まれる必要がありました。それは、私たちの身代わりとなって死ぬためです。イエスの死によって、私たちは死の絶望から救われました。私たちはイエスのおかげで天国での永遠の命をいただき、イエスやアブラハムやその他の信者たちと共に、天国でいつまでも生きることができるのです。
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この読書プランについて

イエスが話された物語

イエスはしばしば、「たとえ」を使って話されました。この小冊子では、イエスが話された4つの有名なたとえ話を分かりやすく紹介します。

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