イエスが話された物語サンプル

年貢の納め時

ぐずぐずする。現実を見ない。言い訳をする。自分は永遠に責任を取らなくてもいいと思う。これらはすべて未熟さのしるしです。

「ところが、主人は彼に答えて言った。『悪いなまけ者のしもべだ。私が蒔かない所から刈り取り、散らさない所から集めることを知っていたというのか。

だったら、おまえはその私の金を、銀行に預けておくべきだった。そうすれば私は帰って来たときに、利息がついて返してもらえたのだ』」（マタイの福音書25章26,27節）。

主人は、「一タラント男」が信頼を裏切ったことを正しく見抜きました。投資されないお金はインフレで価値を失います。ですから、何もせずにそのまま返すというだけでも、損が出ていることになるのです。これは主人のお金を盗むことと同じです。

終わりの日が必ず来るという事実を知る時、私たちの心には3つの事が起こるはずです。はじめに、今まで悪い使用人のように行ってきたすべての行為について恥ずかしく思います。次に、こうした恥ずべき行為の結果として私たちが当然受けるべき罰を、イエスがゆるしてくださったことへの感謝の気持ちが生まれます。そして最後に、私たちのこの世での命が短いことを冷静に認め、人生を何かのために役立てたい、という決意が生まれるのです。

ぐずぐずしてはいけません。今日が終わりの日かもしれないのです。