意見の合わない人の愛し方サンプル
共感を示そう
同情。この言葉は、多くの人が聞いたことがあるでしょう。簡単に言うと、同情とは、誰かに対して悲しみや哀れみの感情をもつことです。共感は同情と始まりは似ていますが、まったく違います。同情が、同じような経験をした誰かの気持ちを共有するという意味なのに対して、共感とは、自分で実際には経験したことがないけれど、誰かが抱いた感情を想像できることです。
同じ境遇を歩んだ人に対して同情するのは簡単ですが、共感するには少し努力が必要です。共感することは、誰もが理解して実行できることではありません。けれども、気の合わない人とうまく付き合うためには、この重要な性質を向上させていく必要があります。
目的をもって聞こう
時間をかけて話を聞けば、人に愛と敬意を示し、相手を大切にできます。真摯(しんし)に話を聞けば、その人がなぜそのように考えるのか、知ることができます。彼らの人生を垣間見ることができます。相手が話している最中に反論するのは賢い選択ではなく、未熟な証拠です。その人の話をよく聞き、考えることが大切です。人が話している最中に反論を考えるのは、議論の準備をしているようなものです。大事なのは、このような場面で一緒にいる二人が、自分の正しさよりも、互いを大切にしているかどうか、です。
相手の立場を考えよう
理由を知ることで、相手の考えが分かり、早とちりしなくなります。もしあなたが信じていないことを信じる「理由」を話してくれたら、その背景について考えてみましょう。往々にして、人の世界観や立場は、プラス、マイナスの両方の経験から来ていることが多いのです。たとえば恵まれない人に対する政府の援助について、同じ考えではないかもしれません。ほんの数分でも相手の立場に立てば、イライラしたり、批判することが少なくなるでしょう。
共感は、健全な人間関係の大切な要素です。それを表現することで、相手のありのままの姿を見ることができ、異なる視点を理解し、最後にはイエスさまのことを知らない人にも、イエスさまを表せるようになるのです。