ホリデーシーズンを待ち望む―Grief Bitesサンプル

Grief Bites: Hope for the Holidays

5日中 5日

どうしたらどんなことが人生で起こっても、ホリデーシーズンを平安に満ちた意味のあるものとできるでしょうか?

悲しみの中にあるとき、特に愛する人や愛する人との関係を失ったあとに「新しい日常」をつくっていく作業は、特にこの季節はとてもつらいものです。間違いなく時間がかかります。

愛する人を亡くして数か月、また最初の年は心の痛みが大きすぎて、どのようにこの季節を過ごせばよいのか、よくわからないかもしれません。ホリデーシーズンを有意義に過ごすための計画はおろか、何もする気が起きないという人もいるでしょう。

時として悲しみのときに一番良いのは、この季節、祈りのうちに神様と時間を過ごし、神の愛をたっぷり受け取ることによって、神様と二人きりになるためだけの時間を持つことです。

中には大好きだった楽しく思い出のある行事や伝統をいつも通りにしてクリスマスを楽しむことができる人もいるでしょう......それはすばらしいことです!

また、そのちょうど間にある状態……いつものクリスマスにしたいけど、つらいから一人になりたいと、ジレンマにおちいっている人もいるでしょう。

そのどれもが正しい気持ちです。型にはまった悲しみというものはないからです。「間違った答え」はありません。神様はそれぞれの悲しみをそれぞれ違った方法で扱い、導かれます。

私は個人的に、神様と「クリスマスの本当の意味」に目を向けるほど、クリスマスをより楽しめるようになることを発見しました。また、ホリデーシーズン中にあえて他の人のために忙しくしたり、新旧の伝統を受け入れたりすることによって、この季節が心配していたほどの負担ではなくなっていくことにも気がつきました。

失った愛する人を思うとき、また、試練の中にあるとき、どうすればホリデーシーズンの特別な思い出を作れるでしょうか?

悲しみのその先を見られるよう神に願い(まだ心の痛みや悲しみを心にとどめて歩んでいる間に)、この季節にあえて新たな意味や伝統を加えるのは、つらいことかもしれません。でもいずれ助けとなって、すばらしいいやしをもたらしてくれるでしょう。

幾つか例をあげます。

小さい頃、父が家族全員にパジャマを着させてクリスマスの電飾を一緒に見られるようにしてくれたことを覚えています。私は子どもができてからもこの特別な伝統を大切にしていて、いつもパジャマ姿でクリスマスの電飾を見ています。もう20年以上続けています。

もう一つのお気に入りは姉の好きだったクリスマスのお菓子を作ることです。そして家族や友人の中に傷ついた人がいるか考え、凝った飾りつけをしてサプライズをするのです。ホリデーシーズン中、他の人を励ましたり、悲しみから逃れられる時間を提供したりするのが大好きです。

私のグリーフグループにいる若い女性は、幼い娘を亡くしてから数年間はこの季節が拷問のようだったと話してくれました。この女性は地域のエンジェルツリーから子どもを選んで(なるべく自分の娘と同じ誕生日の子どもを探しているそうです)、亡くなった娘を記念して恵まれない子どもにプレゼントを買ってあげています。(※訳注:エンジェルツリー(Angel Tree)とは、経済的に恵まれない子どもたちにクリスマスプレゼントを贈るアメリカの団体のプロジェクトのこと)

愛する人に敬意を示して記念のろうそくを灯してもよいでしょう。グリーフグループに来ている私の親友(Grief Bitesのリーダーでもあります)は特別なろうそくを灯してとなりにご両親の写真を飾ります。この季節が来るたびに愛する人を覚えるためのすばらしい方法です。

あなたにどのようにホリデーシーズンを過ごしてほしいと思っておられるか、神に尋ねてみましょう。神と過ごすことを第一とするための、リラックスできる静かな時間を持つことかもしれません......あなたが他者に対して愛と励ましの源となることも含まれているかもしれません......いつも通りお祝いすることかもしれません......単純に愛する人とともに時間を過ごす(そして楽しむ)ことかもしれません......日常から離れるために遠出するのがいいかもしれません......もしかすると、今お伝えしたことを全部組み合わせてみるのがいいかもしれません。

あなたがどのようにホリデーシーズンを過ごすとしても、神様がどれだけあなたを気にかけておられるかを、いつも感じられるようお祈りします。神の希望と愛を本当に体験できるように祈っています!愛といやし、平安が、皆さんにあるようにと願っています!

このホリデーシーズンが、あたたかく特別な思い出となり、何より「希望」で満たされますように!

あなたは、イエス・キリストとの関係という究極の贈り物を受け取っていますか?
今日時間をとって、ルカによる福音書2章1-21節とヨハネによる福音書3章16節を読み、この世で受け取れる一番の贈り物を開いてみましょう。イエスは両手を広げ、ありのままの姿のあなたを受け入れ、あなたの罪をすべて赦そうと待っておられます。あなたはただ、自分の心にイエスが来てくださるよう、あなたをまったく新たにしてくださるようよう願うために、包み隠さず神と会話すればいいのです!

もし希望や励ましが更に必要なら、私たちのほかの読書プランをおすすめします。
"Grief Bites: Finding Treasure In Hardships"、"Grief Bites: A New Approach To Growing Through Grief"、"Grief Bites: Doubt Revealed"(日本語訳あり:疑いさえも益として—Grief Bites)、"Singing Through The Storm"
(英語版の読書プランを読むには、読書プランの言語を英語にして選んで開始してください。開始して、マイプランに登録できたら、読書プランの言語を日本語に戻して大丈夫です。)

また、ブログとFacebookでも日々の励ましをお届けしています。
・ www.griefbites.com
・ www.facebook.com/GettingYourBreathBackAfterGrief

あなたは価値ある存在であり、神様はあなたの悲しみを深く心にかけておられます!私も心にかけていますし、神様があなたの心と人生を、愛をもっていやしてくださるよう祈っています!
神様がどれほどあなたをいとおしく思ってくださるか、いつも覚えていてください!神様はあなたのゆえに歌い、心いっぱいあなたのことを喜ばれるのです!あなたは神の喜びなのです!神様が愛してくださることを絶対に忘れず、神様とのホリデーシーズンを存分に楽しんでください!

「恵み深い天のお父さま、今日、そして来たる日々、あなたが一人一人に対して偉大な御業を行ってくださるよう、お願いします。悲しみに押しつぶされそうになったとき、あなたの愛で包み、心を深くいやしてください。つらいとき、心の痛みや重荷をあなたが担ってください。一人一人に、あなたの尊く大切な希望を注いでください。
どうか意味のある特別なホリデーシーズンという贈り物を与え、共にいてください。もしあなたをまだ主、救い主として受け入れていないなら、あなたという究極の贈り物のもとへと導いてください!主よ、あなたを心から愛します。あなたが行ってくださるであろう御業を、先取りして感謝します。主イエスの御名によってお祈りいたします。アーメン!」

著作権©2015 by Kim Niles/Grief Bites不許複製・禁無断転載
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この読書プランについて

Grief Bites: Hope for the Holidays

ホリデーシーズン(アメリカで11月第4木曜日の感謝祭からクリスマス、年末年始までの期間)は人々が大きな喜びにつつまれる季節です......でも、深い悲しみや喪失によってこの時期の特別な輝きが失われ、つらいものとなってしまったら?この特別な読書プランは悲しみを歩む人がホリデーシーズンになぐさめと希望を見いだす助けとなるでしょう。深い悲しみにあってもどうすればこの季節を意味のあるものにできるのかを共に学びましょう。

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この読書プランを提供してくださった、『Getting Your Breath Back After Life Knocks It Out of You』の著者であるKim Niles氏に感謝します。詳しくは、著者のブログ「Grief Bites(グリーフ・バイト 訳注 Griefは悲しみの意)」のウェブサイトをご覧ください:www.griefbites.com