王なるイエス―イースターのデボーション Timothy Keller著サンプル

JESUS THE KING: An Easter Devotional By Timothy Keller

9日中 7日

「聖餐と共同体」

イエスが杯を取って言われたことを思いおこしましょう。

また杯を取り、感謝して彼らに与えられると、一同はその杯から飲んだ。 イエスはまた言われた、「これは、多くの人のために流すわたしの契約の血である。 あなたがたによく言っておく。神の国で新しく飲むその日までは、わたしは決して二度と、ぶどうの実から造ったものを飲むことをしない」。
(マルコによる福音書14:23-25)

イエスご自身が身代わりのいけにえとしてささげられることによって、神と私たちの間に今や新しい契約ができる、というのがイエスの言葉の意味するところです。そして、この関係の根底にあるのは、「わたしの契約の血」と言われたイエスご自身の血です。神の国で私たちとまた会うまで、食べたり飲んだりしないとイエスが宣言されたのは、私たちのために無条件にこの契約を果たされるということを約束されているのです。イエスは「父なる神の御腕の中へあなたを連れて行こう。そして王の宴会に連れて行こう。」と言われているのです。イエスは神の国と、大宴会の席につくこととを、たびたび比べられます。マタイによる福音書8章では、イエスは「なお、あなたがたに言うが、多くの人が東から西からきて、天国で、……宴会の席につく」と語られています。私たちがイエスと共に神の国の宴会につらなることを、イエスは約束されているのです。

このパンとぶどう酒を取るというごく当たり前の仕草や、「これはわたしのからだである……これはわたしの血である」という明快な言葉を通して、それまでの救い、それまでのいけにえ、過越の小羊はすべてご自分を指し示していたとイエスは言われています。最初の過越は、神が小羊の血によってイスラエルの人々を奴隷の家からあがなわれた前夜だったように、神がイエスの血によってこの世を罪と死からあがなわれる前の晩に、この過越の食事はとられました。

イエスが与えてくださったものを真摯に受け取るためには、あなたの心や気持ちにどのようなことが起こる必要がありますか?

抜粋書籍
JESUS THE KING Timothy Keller著 © 2011 Timothy Keller
Penguin Group (USA) LLC, A Penguin Random House CompanyのメンバーであるRiverhead Booksより再販
JESUS THE KING学習ガイド Timothy Keller, Spence Shelton共著©2015 Zondervan, a division of HarperCollins Christian Publishers
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この読書プランについて

JESUS THE KING: An Easter Devotional By Timothy Keller

ニューヨークタイムズのベストセラー作家であり、著名な牧師でもあるTimothy Keller氏が、マルコによる福音書で語られているイエスの生涯のエピソードを分かち合います。これらのエピソードをよく知ることで、イースターまでの間に、神の子の生涯と私たちの人生の関係について新たな気づきを得られるでしょう。「JESUS THE KING(王なるイエス)」はスモールグループのための書籍と学習ガイドがあります。書籍が売られている所ならどこでも入手できます。

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ペンギンランダムハウスのメンバーであるRiverhead Books発行の書物より抜粋。HarperCollins Christian Publishers発行の学習ガイドより抜粋。詳細についてはこちらを参照してください。http://www.penguin.com/book/jesus-the-king-by-timothy-keller/9781594486661 または http://www.zondervan.com/jesus-the-king-study