王なるイエス―イースターのデボーション Timothy Keller著サンプル

JESUS THE KING: An Easter Devotional By Timothy Keller

9日中 1日

「王であるイエスに招かれること」

福音は助言ではありません。神に近づくために、自力で道を切り開かなくてよいという良い知らせです。つまり、既にイエスがあなたのために神に近づく方法を備えてくださっているのです。それは神からの本当の恵みであり、慈しみからの愛ある贈り物です。その贈り物をしっかり握りしめておくなら、あなたはイエスからの招きに対して熱狂的になったり、逆に当たり障りのない態度になったりしないでしょう。イエスを絶対的な目標やもっとも優先すべきこととし、イエス中心の生活をすることに情熱的になりますが、たとえ違った考え方や信仰を持つ人に出会ったとしても、さげすんだり非難したりするよりも、むしろ仕えるようへりくだった態度をとるようになるでしょう。

なぜでしょう?福音は助言に従うということではないからです。王であるイエスに従うよう招かれることです。それは、権力と権威のある人が、あなたにしなければならないことをただ命令するのとは違います。そうではなく、権力と権威のあるお方が、あなたのためにしなければならないことをしてくださり、それを良い知らせとして授けてくださるのです。

このような権威がほかにあるでしょうか。イエスのバプテスマには、イエスが神だという権威をしめす超自然的なしるしが既に伴われていました。それからシモン、アンデレ、ヤコブ、ヨハネがすぐにイエスに従いました。それは、イエスの招きに権威があるあらわれです。マルコはこのテーマについて続けて語っています。

「それから、彼らはカペナウムに行った。そして安息日にすぐ、イエスは会堂にはいって教えられた。 人々は、その教に驚いた。律法学者たちのようにではなく、権威ある者のように、教えられたからである。」(マルコによる福音書 1:21-22)

マルコはここで権威という語を初めて用いています。この単語の文字通りの意味は「物事の源から出たもの」です。作者や著者という単語と同じ語根から来ています。イエスが人から与えられた権威ではなく、もともと持っておられる権威で人生について教えられたということを意味しています。

完璧な王イエスにすべてをゆだねたら、あなたの人生はどうなるでしょうか?またどのように感じるでしょうか?あなたの仕事、恋愛、家族、経済面、社会との関わりはどうなるでしょうか?

抜粋書籍
JESUS THE KING Timothy Keller著 © 2011 Timothy Keller
Penguin Group (USA) LLC, A Penguin Random House CompanyのメンバーであるRiverhead Booksより再販
JESUS THE KING学習ガイド Timothy Keller, Spence Shelton共著©2015 Zondervan, a division of HarperCollins Christian Publishers
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この読書プランについて

JESUS THE KING: An Easter Devotional By Timothy Keller

ニューヨークタイムズのベストセラー作家であり、著名な牧師でもあるTimothy Keller氏が、マルコによる福音書で語られているイエスの生涯のエピソードを分かち合います。これらのエピソードをよく知ることで、イースターまでの間に、神の子の生涯と私たちの人生の関係について新たな気づきを得られるでしょう。「JESUS THE KING(王なるイエス)」はスモールグループのための書籍と学習ガイドがあります。書籍が売られている所ならどこでも入手できます。

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ペンギンランダムハウスのメンバーであるRiverhead Books発行の書物より抜粋。HarperCollins Christian Publishers発行の学習ガイドより抜粋。詳細についてはこちらを参照してください。http://www.penguin.com/book/jesus-the-king-by-timothy-keller/9781594486661 または http://www.zondervan.com/jesus-the-king-study