第９日

あなたがたの先祖の神、アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神である主

まず、神は「わたしはある」と自己を定義されています。神は存在する方、絶対的で、変わることのない永遠の存在、全ての存在の創造主です。そして、神はご自身をアブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神として特定されています。彼らにご自身を示し、彼らと契約を結ばれました。神はこの箇所で自己紹介を終えて、「これがわたしの永遠の名である」と述べています。「これ」は「ヤハウェ」と「アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神」の両方を指しています。

神は、ご自身を誰も完全に定義することのできない「わたしはある」という存在として知られることを望んでいます。しかし、ご自分と契約を結んだ友との関係において、存在が認められることを選ばれました。全てのものの創造主であり、宇宙の神である神は、アブラハム、イサク、ヤコブと親交を持ち、彼らと契約を結んだ神として永遠に認識されたいと思っておられます。この箇所は、神がどれだけ人間関係を重んじ、自分自身の似姿で創造した人々との契約を尊重されるかを示しています。

神は「知りえない創造主」でも「定義できない至高の存在」でもありません。彼はアブラハム、イサク、ヤコブとの契約を通じて、自分を求める人々への道を開いています。神は自分自身を友に示し、その歩みに従う人々によって知られることを望んでいます。そして、神はさらに、その御子イエス・キリストを通して知られることを望んでおられるのです。

祈り

天の父なる神様、

神よ、御名に感謝します。偉大なる「わたしはある」と称される方、アブラハム、イサク、ヤコブにご自身を示し、彼らと契約を結ばれたことに感謝し、御名「ヤハウェ」を永遠に有名にされたことを感謝します。御子イエスによってご自身を完全に示されたこと感謝します。

イスラエルがあなたに属し、永遠にあなたが神であると知り、そのアイデンティティと使命があなたにあることを悟りますように。自己定義をやめ、あなたに戻るよう祈ります。

全世界の教会が、自分の信仰がアブラハムら先祖たちとの契約に遡ることを理解し、新しい契約が神の救いの物語の一部であることを認めるよう祈ります。

イエスの御名によって祈ります。アーメン。