第７日

イスラエルの良い羊飼い

神は、ここでは、イスラエルに対して優しく思いやりのある羊飼いとして描かれています。多くの人々が羊飼いであったイスラエルでは、この言葉は彼らの日常体験に非常に近いものでした。彼らは羊飼いの心を、彼の行動を見ればすぐに理解することができました。彼の行いが、忍耐強く、寛大で思いやりのある心を指し示していることを、内面から知っていたのです。

イスラエルの羊飼いなるお方は、全ての者のための備え主ですが、特に小さな者たちに対して特別の愛情を持っています。彼は弱い者たちを特別に大切にし、決して突き放すことはありません。代わりに、彼らを背負います。

神は、苦難の時にイスラエルを励まし、保護し、慰めます。自分を守れない、弱い人々を見放すことはありません。自ら多くを背負い、彼らが困難な状況に対処できるようにします。神は彼らの弱さを負うのです。

導く者の心は、小さな者たちとの関わりを通して垣間見えます。神は、この聖句を通じて自らのご性質の美しさを表されます。神は謙虚で優しく、柔和でへりくだっておられます。「主を信じる民は幸せです。主から選ばれた民だからです。」（詩篇 33:12 JCB）

祈り

天の父なる神様、

あなたの御名を讃えます。善き羊飼いを賛美します。イスラエルの子らに対するあなたの優しい御心を感謝します。弱い者たちを歓迎し、御心に近く抱えてくださいます。あなたの心遣いはあなたご自身の御心を示しています。

イスラエルの子らについて祈ります。彼らの目をあなたの優しい愛に開かせてください。あなたを正しく見ることができますように。あなたが善き羊飼いであると彼らに知らせてください。肉においてあなたの代わりにイエス・キリストを遣わされた父として見ることができるようにしてください。彼らを御子に導き、あなたの御心に引き寄せてください。

イエスの御名によって祈ります。アーメン