BibleProject | ルカの福音書と使徒の働きを学ぶ旅Sample

ルカの福音書はイエスの生涯、死、復活、昇天に関する最も古い記録の一つです。しかし、その書には第二巻があることをご存知ですか。私たちはそれを「使徒の働き」と呼んでいます。この書には、復活したイエスが天に昇られた後、聖霊の力によって信徒たちが何をして、何を教え続けたかについて書かれています。

ルカはこの書を、弟子たちと復活されたイエスが一緒にいる場面から始めています。イエスは数週間にわたって、逆転の王国と、ご自分の死と復活によって始まった新しい創造について教えました。弟子たちも早速人々に教えにいきたいところですが、イエスの王国の忠実な証人になるために必要な力を得るまで待つようにとイエスは言われます。そして、彼らの使命はエルサレムから始まり、ユダヤとサマリアへ、そしてそこからすべての国々へと広がっていくと言います。

使徒の働きの主要なテーマとデザインは、この冒頭の章にあります。この書はイエスが聖霊によって民を導き、すべての国民を神の国の愛と自由の中に生きるように招くという物語です。最初の7章は、この招きがエルサレムでどのように広がり始めるかを示しています。次の4章では、ユダヤ人以外の近隣の地域であるユダヤとサマリアにどのようにメッセージが広がっていくかが描かれています。そして13章からは、イエスの王国の良い知らせが、どのように世界のすべての国々に届き始めるかが描かれています。