祈りを教えてくださいサンプル

コミュニケーションを妨げるもの

優先順位のずれ

私がいつも持っている弱さの一つは、私が「自分の人生という劇」の作家でありたいと思うことです。その劇の主役は自分で、そのための筋書きを書きたいのです。しばらくの間は自分で何とかできるのですが、自分の手に負えない大きな問題に直面すると、神に助けを求め、自分が願う時に、自分のステージに神に登場してもらおうとするのです。そんな時は大抵、神に願いを叶えて頂けません。なぜでしょう。不思議です。

イエスは山の上での説教の時に、この世がどのように作用するかを、弟子たちが理解できるようになさいました。それは、物質的なものにしがみつけばしがみつくほど、また自分自身と自分の都合を愛せば愛すほど、達成感や満足感がなくなるということです。

もっといい方法があります。「神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのもの（食べ物、飲み物、着る物）はすべて与えられます」（マタイの福音書6章33節）。神の国を求めるとは、自分が神によって造られ、使命を帯びてこの地上で生きていると思うことです。その使命はあくまでも神からの使命です。あなたは神の劇に出演しているのであり、あなたが神のために演じる役については、神があなたに知らせてくださいます。

神の義を求めるとは、イエスの血によって得られた罪の赦しに、何よりも高い価値を置くことです。神の義を持っていれば、神があなたに必要だと思われるその他のものは、あなたの元に流れてくるようになるのです。