祈りを教えてくださいサンプル

主の祈り

第３の願い

第３の願いは「みこころが天で行なわれるように、地でも行なわれますように」です。(ルカの福音書11章2節、マタイの福音書 6章10節)。これはなんだか変に聞こえるでしょうか。あなたは自分の望みを神にお願いするために祈っているのに、「神が何を求めているかを先に聞く方がよい」とイエスはおっしゃっているのです。

イエスの指摘は思慮深いです。ここで大切なのは、神の善意と波長が合っていなければ、私たちは自分にとって何が一番いいか分からないという点です。先ず私たちが神の知恵を知らなければ、何のために祈るのが一番賢いことなのか分かりません。

イエスは十字架にかかるまで、謙遜で、健全な態度をずっと取り続けました。自らの命を犠牲にするという父なる神の計画を実行するため、辛い霊的な苦しみと戦いながら、イエスはゲッセマネの園で、「私ではなく、あなたの御心が行われますように」と父なる神に祈りました。イエスはその祈りによって強められ、サタンを致命的に打ち負かし、すべての人の罪の赦しを勝ち取りました。

人生で最も偉大で、最も満足できる瞬間は、私たちが喜びに満ちた神の使者として、神の御心を実行している時に訪れます。