祈りを教えてくださいサンプル

コミュニケーションを妨げるもの

軽視

祈りは、私たちの心が生きていることを示すバロメーターです。祈りによって、私たちの心が脈打っているかどうかが分かるのです。

優しい親から与えてもらうばかりで、感謝することを学ばないまま子どもが成長してしまう場合があるように、私たちの祈りの生活は「軽視」という病になりがちです。つまり、祈ることを面倒臭がります。私たちは祈りを後回しにしがちです。祈りを単なる霊的な雑用とみなして、先延ばしにします。「祈るのは他の大切な仕事を終わらせてからでいい」と思ってしまいます。

モーセは、イスラエル人たちが霊的な物忘れに陥りやすいこと、つまり自分たちが何者か、どうやってエジプトを脱出して遠くまで来ることができたのか、自分たちの命そのものである方の存在などを忘れやすいことを知っていました。それで自分の命が終わる直前に、「あなたは気をつけて、あなたをエジプトの地、奴隷の家から連れ出された主を忘れないようにしなさい」と忠告しました（申命記6章12節）。