健全な衝突―人とうまくやるにはサンプル
健全な衝突とは?
撞着(どうちゃく)語法とは、反意語または非常に異なる意味を持つ一見矛盾した単語を組合せた表現法のことです。例えば、小さな巨人、優しい嘘、バーチャルリアリティーやランダムな順序などがそうです。
どういうものか、だいたいわかりますよね?
一見、健全な衝突は矛盾しているように見えるかもしれません。しかし、聖書に書かれていることを見ますと、健全な衝突はまさに神が考えていたことなのです。
マタイによる福音書18章15節で、イエスはもしあなたの兄弟が罪を犯すなら、行って、彼とふたりだけの所で忠告しなさいと述べています。
うわっ、イエスさま、わかりました。
でもこれは、誰かに気分を害されたときに私たちがしたいことと、まったく逆ですよね。
では、したくなるのは何か、わかりますか? 逃げたいか、わめきたいかのどちらかです。誰かに怒られたら逃げたくなるか、「他の人」にそのことをぶちまけつけたくなるかのどちらかでしょう。
イエスは問題の根元にある状況に対峙(たいじ)することを含む、別の方法、より良い方法を提案しました。
では、どうやって衝突に立ち向かうのか。次の三つの方法があります。
1. すぐに行こう。エペソ人への手紙4章26節は、憤ったままで、日が暮れるようであってはならないと言っています。できるだけ早く衝突に対峙(たいじ)しましょう。
2. 直接その本人に会いに行こう。友達と衝突すると、その友達以外のみんなのところに行きたくなります。しかし、箴言11章13節には、人のよしあしを言いあるく者は秘密を漏らす、心の忠信なる者は事を隠すとあります。神はうわさ話やうわさを広めることを嫌います。
3. 謙虚に行こう。思い当たることがないとしても、自分にも非があるかもしれません。自分が間違っていた点は進んで認め、謙虚になりましょう。謙虚さは誰にとっても良いものです。箴言15章1節は、柔らかい答は憤りをとどめ、激しい言葉は怒りを引き起こすと語っています。
ということで、衝突を健全に対処するにはどうすればよいのでしょうか。自分から行って、示しましょう。私たちは衝突を即座に、直接的に、そして謙虚に解決します。そうすることによって、神を敬い、心がいやされ始めるのです。
この読書プランについて
誰の人生にも衝突はあります。なぜなら、私たちは人間であり、人間は失敗するからです! しかし、衝突を恐れる必要はないのです。実際、健全な衝突はより健全な関係につながる可能性を秘めています。この5日間プランを通して、神にとってなぜ衝突が重要なのか、他の人たちとうまくやっていくにはどうすればいいのかを考えましょう。
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