第六日目: お金が明らかにする人間の本性

もっとお金さえあれば自分の問題が解決してビジネスが成功すると思いますか？お金が崇拝される理由は、お金さえあれば何か良いことが起こり、「自由」になれると人々が信じてしまっているからではないでしょうか。あなたにとって一番力ある存在があなたの「神」となります。お金を愛することがすべての悪の根源であると書かれているのは理にかなっています。 それは、神の前に他の神々を持たないという神の最初の戒めに違反するからです。

神はすべてを所有しているお方なので、資源を必要としていません。安心して下さい、神は、注文に対して必ず代価を支払って下さり、望むことを成し遂げます。

神は様々な方法で私たちの注意を引こうとします。お金は関心事のリストのトップに来るのではないでしょうか。お金はただ話すだけなく、時には叫ぶのです！ 神はお金を用いて、ご自身がどのような方であるのかを教え、神こそが私たちの真の供給源であり問題解決者であることを思い出させ、より管理能力を培わせてくれます。

私はもはやお金は問題だと思いません。もちろんお金の問題を持とうと思えば持てるわけですが、神がどのようにお金を用いてくださるかを知ったとき、私の考え方が変わりました。お金が問題のように見える時、私は神がすべてを所有しておられる方であることを思い出します。望んでいる物が与えられないこともあります。そんな時、私はこう自問するようにしています：

• 神は私の不道徳な罪を示そうとされているのか。
• 私の動機は貪欲や物質欲ではないだろうか。
• 私のプロジェクトと目標は神のタイミングの内にあるだろうか。
• 神は何かから私を守ろうとしているのではないか。
• さらなるものを与えられたとき、私はそれを管理できる準備と能力を備えているだろうか。
• 聖書的でない方法や、道徳的でない人々と手を組んで目標を達成しようとしていないだろうか。
• 神に信頼する代わりに、全部自分でコントロールしようとしていないだろうか。

お金は折り畳んである時間です。 言い換えれば、サービスや製品を得たり作ったりするために時間が使われ、人間のエネルギーが消費されます。お金を使うことは時間を使うことで、それは私たちの最も大切な財産です。お金は、この地上では制限があることを思い起こさせてくれます。お金を使うということは、時間を費やして得たそのお金をどう使うのか、選択しなければならないということです。その選択には、あなたが抱えている悩み、プレッシャー、仕事のために家族と離れている時間、死に少しずつ近づいている現実などが込められています。お金を使うということは時間を使うということであり、優先順位を決めるということです。

賢いファイナンシャルマネージャーと同様、成熟したクリスチャンはお金がすべての解決法でないことを知っています。彼らは、神のやり方に従ってなされた神の働きの必要は必ず満たされると理解した上で、お金は「ツール（手段）」だと考えます。したがって、管理人はお金を尊重して活用はしますが、お金を愛したり、お金を最終目的とは見なしません。彼は自分の未来と自由を進んで売り渡すことはなく（借りる者が貸し手の奴隷になるように）、また怖がって完全にお金を避けることもありません（タラントとミナのたとえ話に出てくる邪悪で怠惰で無益な僕たちのように）（マタイの福音書25章24～30節、ルカの福音書19章20～27節）。たとえ話に出てきた賢いしもべのように、クリスチャンの管理者は賢明にお金を投資して、全能者と家族に利益をもたらすようになります。

神は、神の目的と能力を通して人々に力を与えることを望んでおり、私たちの富を用いてそうしたいと願っています。世界の経済システムにおいて、社会主義の最終目的はすべての人を国家に依存させることによってリスクを排除することであり、資本主義の最終目的は利益を上げることです。一方、御国の経済は、神に召された者となって召しを全うすることを促します。私たちが自分のお金、時間、能力を誰かの人生のために注ぐとき、私たちは彼らが人生の召しを全うする手伝いをしているのです。

あなたは神の祝福が欲しいですか？神はあなたに注文する時にその支払いもされ、大抵の場合あなた自身や周りの人々のうちにあるリソースに創造性を加えることでそうしてくださいます。

今日の考え： 神は、注文したものの代価を支払われます。お金を使うことは時間を使い、優先順位を築いていることと同じです。