創造する使命サンプル

Called To Create

5日中 1日

創造主なる神

「はじめに神は天と地とを創造された。」

皆さんはきっと何度も耳にしていると思いますが、この真理についてもっと掘り下げてみます。聖書に示された神ご自身の最初の姿は、愛なる神、聖なる全能者、憐れみ深く義なる方としてのお姿ではありません。はじめに示された神の姿は、創造主としてのお姿だったのです。

天地創造の第六日目までに、神は星、動物また海の被造物をことばによって創造され、ご自分が創造の霊であることを示されました。それから第六日目に、「自分のかたちに」人を創造され、「地に満ちよ、地を従わせよ」と言われました。これは繁殖を意味するだけではなく、創造することをも明らかに呼びかけています。人類が創造主なる神ご自身の似姿となり、世界に反映するための招きです。

米キリスト教調査機関のBarna Groupは2013年の研究で、アメリカ人クリスチャンの3人に1人だけが現職を使命であると感じている、という調査結果を出しました。与えられている仕事を使命だと感じる人はごくわずかとは言え、多くの人のほとんどが、自分の仕事も使命であればよいと願っています。どうすれば使命と感じられるでしょうか。どうすれば私たちの仕事は、単なる仕事以上に、人生の使命となるのでしょうか?

まず御言葉を注意深く学んでみましょう。多くのクリスチャンが自分の仕事は使命ではないと感じるのは、何世紀も昔にまかり通っていた社会通念、いわゆる聖職者の支配構造的な考えを持ち込んだためでしょう。そうした考えのもと、聖職者や奉仕者の仕事の方が、起業家、芸術家、用務員または販売員の仕事よりも、重用な仕事だといつまでも考えられています。聖書がこの社会通念の誤解を明確に解かないはずがありません。エデンの園において神様がアダムに庭師としての仕事と、(生き物に名前をつけ管理させる)ブランディングの代理人としての仕事を与えられました。この二つの仕事は「この世的な」仕事と考えられるかもしれないですね。けれども神の定められた仕事ですから、本質的には良い意味のある仕事です。そして、創造主であり、また神の栄光を創造するよう神は私たちを礼拝に招いてます。

しかし、仕事の良さと意味について聖書が述べていることを受け入れたとしても、誰かがあなたを呼び、あなたが自分自身だけではなく隣り人のために働く時に使命であると言える、という事実が残ります。使命の目的とは何でしょう。マルコによる福音書12章で、イエスは 「神を愛し、隣り人を愛せよ」と、語られました。

過去数年間、仕事を通して神と隣人を愛したクリスチャン起業家や創造的な人たちのストーリーを追い求め、そうした人々の創造性を神の使命としてみたときに、仕事にどのような影響をもたらしたのかを学びました。そして、40名以上の男性と女性それぞれのストーリーから成り立つ『Called to Create(創造する使命)』という私の著書となりました。その中から、キャスパー・テン・ボーン、C.S.ルイス、J.R.Rトールキン、またアーサー・ギネス、これら4人の創造する使命に召された人たちのストーリーを今日から5日間をかけて読みましょう。読書プランで読む聖書箇所の御言葉と共に、4人のストーリーが、創造する使命に応える刺激となり、神の栄光と隣り人への善行を創造する道を歩めるよう、皆さんが神の使命を受け入れる励ましとなることを祈ります。

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この読書プランについて

Called To Create

起業精神や創造性は、神の栄光をほめたたえ、隣人を愛し、またイエス・キリストの弟子となるように人を動かす力強い手段になります。この5日間の読書プランでは、みことばと併せ、C.S.ルイス、アーサー・ギネス、J.R.R.トールキン、キャスパー・テン・ボーンのストーリーを読みましょう。この4人のクリスチャンは、神から与えられた創造する使命を謳歌した人たちです。4人の証を通して、 彼らのようにあなたも創造する使命を受けいれる意欲が掻き立てられることでしょう。

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このプランを提供くださった Baker Books 社、ならびに Jordan Raynor氏に感謝いたします。詳細については、こちらのサイトをご覧ください。 http://www.jordanraynor.com/ctcplan/