オトナ女子が直面する戦いサンプル
オトナ女子が直面する戦い―境界線*
1年前、自分自身についてショッキングなことに気が付きました。私には境界線がないのです。愛情あふれた人になることや人を大切にすることに集中するあまり、自分の境界線や限界を忘れてしまっていたのです。恐れのあまりノーと言えず疲れ果てていました。自分の考えや意見を言う自由がないと感じていました。自分の感情をコントロールできず、他人の感情に左右されていました。悲しいことに、自分の人生のかじ取りをしていなかったんです。
ありがたいことに、みことばは、人間関係において、また神の子供としての私に与えられた人生の目的を達成するために、境界線を引くべき時が来たことを示してくださいました。私は、愛、自由、責任、奉仕の人生を歩みたいと思っていました。
健康的でバランスの取れたライフスタイルの実現のためには、はっきりとした境界線を引くことが不可欠です。人間関係において、境界線は私たちがどのような者であり、そしてどのような者でないのかを明確にし、人生のあらゆる場面に影響を与えます。
フェンスがあることにより、どこからどこまでがその人の敷地なのかが分かります。境界線は、何が自分で、何が自分でないかを、線引きします。どこまで自分の持ち場で、どこからが別の人の持ち場なのか示します。それによって責任の所在が明確になり、自由が生まれます。境界線は何が自分の責任で、何がそうでないかを示すのです。
境界線は助けてくれます。
- 自分の財産が何かを見極めることができれば、それを管理できます。
- つまり「油断することなく心を守る」ことができるのです。
- (私たちを成長させてくれるような)よいことを招き入れ、(私たちに害を及ぼすような)悪いことを追い出し、
- 宝を守ることができます。
ぎくしゃくした家族関係、この世、宗教的自己義認、道に迷い心折れた状態など、それがなんであれ神は、境界線のない不健康な人が境界線のある健康な人へと変われるよう助けてくださいます。
ダビデの祈りを思い出してください。神の願いはあなたが自分の弱点に気づくことです。境界線を引くことを難しくしている重要な人間関係や力に対して、神に光を当てていただきましょう。心を守り知恵によって導いてくださるよう神の助けを求めましょう。自分の限界を超えたことには、ノーと言っても良いと知ってください。
*境界線のコンセプトは Boundaries (邦訳『境界線(バウンダリー)』ヘンリー・クラウド博士、ジョン・タウンゼント博士著)を参照しています。
この読書プランについて
この7日間の読書プランでは、日々直面する戦いに対してどう対処したらよいかを学びます。「オトナ女子が直面する戦い」シリーズでは、境界線の引き方や心配の対処法などのトピックをカバーし、聖書の真実を実生活に適用するにはどうすればよいか解説し、勝利の歩みができるようにお助けします。
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