躍進の年 ― 新年を始動させるための5日間サンプル
![Your Breakthrough Year: 5 Days of Inspiration to Kickstart Your New Year](/_next/image?url=https%3A%2F%2Fimageproxy.youversionapi.com%2Fhttps%3A%2F%2Fs3.amazonaws.com%2Fyvplans%2F34913%2F1280x720.jpg&w=3840&q=75)
三日目 鎖が解けてしまった
私はギリシャにある古代都市ピリピを訪れる恵みにあずかりました。使徒パウロがヨーロッパで初めてキリスト教会を建てた都市です。そして、ヨーロッパで初めてキリストに従う者が起こされた場所でもあります。彼女の名前はルデヤで、救われてバプテスマを受けました。私は実際にルデヤがバプテスマを受けたガンジテス川を訪れられました。
パウロは少なくとも、このほか2度はピリピを訪問しています。彼はローマから聖書にあるピリピ人への手紙をこの教会に宛てて書きました。聖書で最も有名な箇所がいくつもある書簡です (ピリピ人への手紙1章6節、2章5~11節、3章12~14節、4章13節)。パウロのピリピ教会への喜びははっきりと書簡に表れており、パウロはピリピ教会に勝利のうちにキリスト者の人生を生きるように促しています。
パウロとシラスがむちで打たれ逮捕されたのもピリピでした。私は彼らが入った獄を見ました。パウロは占いの霊を女から追い出します。しかし、女の主人たちは金を稼ぐために、彼女をこれ以上は使えないとわかって、パウロとシラスを長官の前まで引き出して、わざとトラブルを引き起こしていると訴えました。
真夜中にパウロとシラスは神に祈り賛美を歌っていたとき、使徒行伝16章26節に「ところが突然、大地震が起って、獄の土台が揺れ動き、戸は全部たちまち開いて、みんなの者の鎖が解けてしまった」とあります。小さな地震がちょうど同じ場所で起こりました。神の力がパウロたちを牢獄から自由にしたのです!
このとき囚人たちが自由の身になったため、看守は自害しようと剣を抜きました。しかし、パウロは看守を止め、看守がパウロに言いました。「わたしは救われるために、何をすべきでしょうか」。 パウロはこたえました。「主イエスを信じなさい。そうしたら、あなたもあなたの家族も救われます」。
今でも同じ神の力が、必要とするすべての人に与えられます。獄中でいまも人々が救われています。実際に囚人に福音宣教の訓練を受けさせるすばらしい働きがあります。
いまでも神さまは、すべての束縛から人々を自由にしています。現代では多くの人々がさまざまな依存にとらわれ続けています。アルコールや薬物かもしれません。わいせつな画像や買物かもしれません。それが何であれ神さまはあなたを自由にできます。救われた人を神さまが即座に束縛から解放した証をたくさん知っています。
神の力は実在します。そして、神の力はすべての人に与えられます。あなたが何年も鎖にがんじがらめにされていたとしても、神はあなたを自由にします。神がパウロとシラスにしたことを、神さまはあなたにもなさります。