BibleProject | ルカの福音書と使徒の働きを学ぶ旅サンプル

BibleProject | ルカの福音書と使徒の働きを学ぶ旅

40日中 33日

ユダヤ人の多くは来たるメシアに対して特別な期待を抱いていました。メシアは約束された王として王位につき、ローマの圧政から救ってくれると考えていました。ですから、イエスが来られ、社会のはみ出し者と関わり、謙虚に神の国を告げ始めたとき、ある人々は彼をメシアと認めず、彼の支配に激しく反対しました。皮肉なことに、彼らの反対を神はイエスの支配を確立するために用いられたのです。イエスは十字架につけられ、復活し、昇天することによって、ユダヤ人とすべての国の王として天の王座に即位されました。次にルカは、パウロがこのメッセージをテサロニケ、ベレア、アテネで説教したことを語ります。

テサロニケでパウロは、メシアが王として支配するために苦難を受け、復活しなければならないと旧約聖書の預言者たちは語っていたと述べます。パウロは、イエスこそがこの古代の預言者の記述に合致していると指摘し、多くの人がそれに説得されました。しかし、パウロの聴衆が増えるにつれ、嫉妬深いユダヤ人たちは、パウロは全世界の秩序をひっくり返し、新しい王を発表していると非難し、街の有力者を激昂させました。ローマの植民地は皇帝を怒らせたくないので、これはパウロが殺されかねない大変な告発でした。パウロはテサロニケから出て、代わりにべレアという町に行き、イエスの王国の良い知らせを宣べ伝えました。そこの人たちは、熱心に話を聞き、研究し、彼のメッセージが旧約聖書と一致しているかどうかを確認しました。しかし、テサロニケのユダヤ人たちがパウロをベレアの町から追い出すために、はるばるベレアまでやってきて、パウロのそこでの働きは打ち切られました。このため、パウロはアテネに移動し、彼らが信仰する「未知の神」の正体やイエスの復活の意義を説明するために、思想の中心である市場に向かいました。

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この読書プランについて

BibleProject | ルカの福音書と使徒の働きを学ぶ旅

『ルカの福音書と使徒の働きを学ぶ旅』では、40日間をかけてこの二つの書を学びます。このプランは個人で、家族で、またスモールグループですることができます。短いアニメーションや分かりやすいまとめがあり、著者・ルカによる巧みな構成と流れを掴むことによって、イエスについてより一層深く知ることができるでしょう。

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