主われを愛すサンプル
この読書プランを学ぶ理由
イエスは言われました。「わたしがきたのは、羊に命を得させ、豊かに得させるためである」(ヨハネによる福音書 10章10節)イエスは、私たちの魂に命を吹き込むために来られました。永遠の命を与えることで、私たちがこの地上を去ったあと、天国で神と過ごせるようにしてくださったのです。救いという無償の贈り物を信じて受け取るなら、イエスは誰にでもこの命を吹き込んでくださいます。
私たちが罪の中に死んでいる状態にあるなら、イエスは私たちを生き返らせるために、どこにでも来てくださいます。人間は誰もが―どのような宗教、信条、背景があったとしても―突きつめると、イエスが与えてくださる関係を求めているのです。神は私たちを罪による混乱から救うために人となられたのです。
私たちはクリスチャンとして、こう信じます。イエスは、イエスという名の良い人だとか思想だとか、インスピレーションを与えてくださる指導者ではありません。イエスは人間の体を持ち、世の罪のために十字架で死なれ、死からよみがえられた救主(すくいぬし)なのです。
クリスチャンの多くはこの真理を理解しています。しかし私は、あなたがクリスチャンとして自分は何を信じているのか?という問いに答えられるように、手助けしたいと願っています。この世界には、自分の意見でキリスト教を定義する人がたくさんいます。そのため、クリスチャンに欠くことのできない確信は不変の真理なのだ、と理解することが不可欠です。これは、イエスの赦(ゆる)しと命を受け取るための条件です。この条件は、人間が決めたものではありません。神がお決めになったものです。変更されることはありません。そして誰でも理解できるものです。
頑丈な家の下には、家全体の重さを支える目に見えない土台があります。この学びでは、キリスト教信仰の土台となる確信を据えます。本質の確信がひとつでも欠けると、信仰の家はぐらつき、崩壊してしまうこともあるのです。
前向きに言うならば、キリスト教の本質である教えを信仰の土台に置くことで、あなたは神が安定と技巧に長(た)けた人生を建ててくださるのを見ることができます。聖書はこの基本の真理を明らかにしています。この学びでは、あなたがクリスチャンとして何を信じているのか、その土台となる部分を点検します。そして、すばらしい信仰の人生を建てられるように導きます。私たちは、聖書で神が語られることを信じ、従うことで成長します。この学びが終わるとき、私たちが今よりキリストを愛し、信じている事柄について自信を持ち、力強く良い神に従えるようになっていることを祈ります。
「あなたはクリスチャンとして何を信じていますか?」あなたなら何と答えますか。
この読書プランについて
「クリスチャンになるには何を信じればよいでしょう?」と聞かれたら、あなたは何と答えますか? ジャーナリストから牧師に転身した著者が、誰もが知っている賛美歌『主われを愛す』のシンプルな歌詞を用いて、あなたが何を信じているのか、なぜ信じているのかを理解するお手伝いをします。ベストセラー作家、ジョン・S・ディッカーソン(John S. Dickerson)氏が、分かりやすく忠実に本質的なキリスト教の確信を説き、確信する大切さの理由を明らかにします。
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