愛についての七つの法則サンプル
愛は真実を語る
イエスの「そして真理は、あなたがたに自由を得させるであろう。」と語った言葉は、聖書において有名な聖句となり、法廷や映画をはじめ、数え切れないところで引用されてきました。これはすばらしい考えであると同時に、力強い真理でもあります。自らの秘密を打ち明ける勇気があれば、私たちの人生や愛を妨げるものは何もないのです。
私は、この原則が結婚という関係性の中で何度も真実であることを見てきました。健全な関係を築くには信頼が不可欠ですが、信頼が最も重要になるのは結婚という文脈の中においてです。結婚は二人が一体となり、そして透明性のある関係として神によって創造されたものであり、どのような欺きも、結婚誓約の基礎を揺るがすことになります。私はよくカップルに「あなた方の結婚生活は、お互いへの信頼以上のものにはならないでしょう」と伝えます。
夫婦がお互いを信頼できなければ、夫婦として十分に機能しません。夫と妻は、一羽の鳥の左右の翼として、機能する必要があります。夫婦は友好な協力関係をもって、共に働かなければ、結婚生活は決して軌道に乗らないでしょう。信頼がそれを可能にするのです。もし、信頼を秘密に置き換えると、とたんに結婚生活は目に見えない障壁ができ、成長が制限されてしまいます。秘密は、親密の敵なのです。
問題が隠されている場合、解決する方法はありません。しかし、問題が開かれたら、すぐさま回復のプロセスを開始できるのです。
鏡の中を見て、自分自身の罪と、神の恵みを求める自分自身の切実な欲求とに、折り合いをつけられるまで、私たちは愛のレンズを通して自分自身や隣人を見ることはできないでしょう。神は、私たちが愛することが難しい人たちをも愛する心を持ってほしいと願っているのです。なぜなら、神が私たちのためにしてくださったことだからです。神は私たちが受けるに値しないのに関わらず、私たちを愛してくださっています。そして、神は私たちに隣人のために同じことをするようにと呼びかけておられます。