苦しい時を乗り越えるサンプル

Going Through Hard Times

4日中 3日

「神は試練をいかに用いられるか」

人生において困難な時期を経験する時、私たちはそれを乗り越えて成長するか、成長しないかのどちらかです。困難な時期が訪れてなお、神に対して動揺している自分に気づいても、批判する必要はありません。私たちには皆、そういう経験があるからです。しかし、私たしは神を求めれば、神を見つけることができます。試練を通して信仰が成熟していることを知る一つの方法は、「なぜ」という疑問が「どのように」という疑問に変わる時に訪れるのです。

「この試練を私の人生にどのように用いてくださるのですか?」
「この試練によって、周りの人たちにどのような影響をお与えになるのですか?」
「この惨状を通じて、どのように良いことをもたらしてくださるのですか?」

クリスチャンの集まりの中でよく使われる言葉があります。「神に無駄なことは何一つない」。それは希望に満ちた真理です。望まない困難な状況に投げ込まれたにせよ、自分の選択によってそこに導かれたにせよ、神はあなたの人生を贖い(あがない)、あなたの周りの人たちに影響を与え、神ご自身が栄光を受けるために、その苦しみのひとつひとつを用いてくださいます。神が私たちの痛みをどのように扱ってくださるのか、見ていきましょう。

神は私たちを変えてくださる
私たちを深く傷つける激しい試練に見舞われた時、ほとんどの人はただ「試練を乗り越えたい」と思います。しかし、本当に「乗り越える」ためには、試練を「受け止め、経験し」なければなりません。痛みを乗り越え、心を傷つけるあらゆるものに向き合って、その向こう側に癒やしを見なければなりません。人生の嵐を乗り越えることで、私たちはより強くなるのです。

神は周りの人たちを変えてくださる
人は学校教育では経験しないような困難を耐え抜きます。大学の学位は持っていないかもしれませんが、自分自身が経験した痛みについては専門家と言えます。神はこのことをよくご存じで、人を助ける器として私たちのことを考えておられます。パウロは、コリント人への第二の手紙1章4節で、「わたしたち自身も、神に慰めていただくその慰めをもって、あらゆる患難の中にある人々を慰めることができるようにして下さるのである」と書いています。神はただ私たちがそんな目にあったと言うために、最悪な目に合わせているわけではありません。そうではなく、神は、私たちが神から与えられた慰めを受け、その慰めを周りの人たちと分かち合うことを願っておられるのです。

ローマ人への手紙8章28節によれば、神は「万事」(すべて)を益となるようにして働いてます。特定の事柄とか、いくつかの事柄だけではなく、「万事」においてです。神は「イエスが十字架上で死ぬ」という最悪の事態を、「全人類の救い」という大いなる目的のために用いられました。痛みが大きければ大きいほど、神の贖いが美しく示されるようになるのです。それぞれの贖いの物語において、神は私たちの人生における悲劇を勝利に変えることで、栄光をお受けになるのです。

この読書プランの最終日には、なぜ困難な時期が長く続くのかについて話し合います。そして、待ち望むあいだ、神をより信頼し、信仰を成長させる方法を学びましょう。

ふりかえり

  • あなたが経験した最も困難な試練は何ですか? 自分の痛みをほかの誰かに影響を与えるために、どのように用いますか?
2 4

この読書プランについて

Going Through Hard Times

人生で困難な状況に直面することは避けられません。しかし、この4日間の読書プランでは、私たちはひとりではないこと、神が私たちに与える試練に目的を持っておられること、そして神はその試練をより大きな目的のために用いてくださることを知って、励まされることでしょう。

More

YouVersionによって作成、提供されたオリジナルの読書プランです。