感謝にみちてサンプル

すべての祝福を賛美に変えよう

主に従う人たち、さらには確かな信仰を持っていない人たちでさえも、悲劇に際してはまず神さまに助けを求め、その意思を伺うことがよくあります。いずれにしても、困難というものは、私たちが神さまに依存していることを自覚させます。神さまが私たちのすべてであるとき、願わくはそれが私たちの必要なすべてであることに気付きたいものです。

聖書のヨブが経験した困難は、ただの精神的な訓練ではありませんでした。ヨブは人生でもっとも大切なものをすべて失ったのです。それなのに、彼はこう応えました。「主のみ名はほむべきかな」と。

試練にしろ祝福にしろ、感謝の心があれば神さまに賛美をお返しすることができます。神さまの祝福を賛美しなければ、私たちの心には高慢という毒の種が育つ土壌が作られるのです。「自分は価値がある、自分が獲得した、自分で成し遂げた」といった考えが根を張り、神の摂理をおおってしまうでしょう。そうではなく、祝福に賛美を返すとき、私たちが求めたり想像したりする以上の豊かな働きを神さまがしてくださるための豊かな土壌が作られるのです。