Better Together−ともに歩み、ともに築くサンプル
霊的成長のためにどう祈ればよいか
パウロは祈りの戦士について「エパフラスから……彼は、いつもあなたがたが霊的に成熟するようにと祈っています」とNCV訳(英語)のコロサイ人への手紙4章12節で言及しています。
エパフラスは、私のヒーローです。皆さんはどうかわかりませんが、私にとって祈ることは簡単ではありません。祈りは自然に湧いてくるはずだと思われるかもしれませんが、私にとってはそうではないのです。ですからより一層、エパフラスがいつも意識的に他の人のために祈る時間を持っていたことに感動をおぼえるのです。
また私は、彼が人々の「霊的成長」のために祈っていたという点にも感銘を受けます。私たちはたいてい、健康、経済的な問題、人間関係の問題など、人々の必要のために祈りますが、霊的成長のために同じくらいの時間をかけて祈りません。私たちの性質がより神に近いものになるよう、神が変えてくださいますようにと祈らないのです。その理由の一つは、何について祈ればよいのか分からないということです。
幸いにも、誰かの霊的成長のための、祈りの聖句で聖書は満ちています。
「……(キリストの愛の)広さ、長さ、高さ、深さを理解することができ、また人知をはるかに超えたキリストの愛を知って……あなたがたが満たされるように」(エペソ人への手紙 3:18、19)。あなたの知っている人の中で苦難の中を通っていて、いま正に神の愛を必要としている人はいますか?その人たちを心におぼえ「神様、あなたがどれほどあの人を愛していらっしゃるか、今日、あの人が気づけますように。」と祈りましょう。
「……あなたが御旨を行うために、すべての良きものを備えて下さるようにこい願う。」(へブル人への手紙 13:21)。親である皆さん、我が子が正しいことをするだけではなく、正しいことをしたいと強く願う気持ちを持つようにと祈りたいと思いませんか?いま、ここで、「神様、うちの子に正直な心を与えてください。」と祈りましょう。
「どうか、望みの神が、信仰から来るあらゆる喜びと平安とを、あなたがたに満たし……て下さるように。」(ローマ人への手紙 15:13)。誰もが、さらなる希望、喜び、平安を願ってやみません。「神様、希望が必要な人がいます。その人が困難の中で、あなたを信頼できますよう助けてください。」と祈りましょう。
「どうか、……栄光の父が、知恵と啓示との霊をあなたがたに賜って神を認めさせ、……」(エペソ人への手紙 1:17)。いま決断を迫られている人を知っていますか?神が彼らに知恵を与えてくださるよう祈りましょう。
「どうか、主があなたがたの心を導いて、神の愛とキリストの忍耐とを持たせて下さるように。」(テサロニケ人への第二の手紙 3:5)。ここに書かれていることが既にできている人はいますか?いませんよね。しかし、今後の人生でそれを目指して成長していけますように、とお互いに祈り合うことができます。この聖句で誰かのために祈ってみてください。
「どうか父が、……御霊により、力をもってあなたがたの内なる人を強くしてくださるように……」(エペソ人への手紙 3:16)。知り合いの中に、人生に押しつぶされそうに感じている人や、すべて自分でしなければいけない、と考えている人がいますか?その人たちのために「神様、今日あの人が一人ではないと分かりますように。そしてあの人を強めて力をお与えください。」と祈りましょう。
この読書プランについて
神が望んでおられるような人になり、この地上であなたに与えられた目的を達成するためには、仲間の助けが不可欠です。私たちはお互いを必要とし、キリストの御体(みからだ)においてお互いに属しているのです!この読書プランでは、人との関わりを通して歩む人生のあり方を、リック・ウォレン牧師がひも解いてくれます。
More