ガードレール―人生で後悔しないためにサンプル
車をぶつけて壊してしまうように、自分の人生を壊したい人は誰もいません。道路には私たちを危険な場所や立ち入り禁止の場所に入らないようガードレールが設置されています。もし私たちの人生にもそんなガードレールがあったらどうでしょう?
もし私たちがお金や、人間関係、道徳感、感情などについて「自分のガードレール 」を持っていたなら、人生ですごく後悔していることのいくつかは避けられたかもしれませんし、少なくともそこまでひどくならなかったかもしれません。
自分のガードレールとは、理性を持った行動ができるような行動基準のことです。何かに出会った時に、自分の理性が働くように自分で設定する決まりのことです。高速道路のガードレールのように、それらの決まりはまだ安全である場所に設置するものです。あなたがキャリアを台無しにするずっと前から、自分のガードレールは問題になることに向かっています、と警告するはずです。取り返しのつかないことを言ってしまうずっと前から、ガードレールは気をつけて発言するように忠告してくれることでしょう。
使徒パウロは、私たちがガードレールを設定するにあたり役に立つアドバイスをしています。「そこで、あなたがたの歩きかたによく注意して、賢くない者のようにではなく、賢い者のように歩きなさい(エペソ 5:15)」
法律を破らなくても、めちゃくちゃな結果になってしまうことを使徒パウロは知っていました(もしかしたらあなたはもう経験しているかもしれません)。計画のないひどいお金の使い方をしなくても、家計を駄目にしてしまうこともあります。罪あることをしなくても、人間関係を壊してしまうこともあります。
ガードレールは、正しいことと間違っていることのうち、あなたを安全に保つだけではありません。知恵のある方に導くものなのです。
それではこれからの数日間で、お金、人間関係、道徳、そして感情に当てはめる質問をみていきます。過去の経験で、現状で、また将来の希望や夢において、賢明な行動とはどのようなことでしょうか?
結婚、キャリア、どこに住むのか、またどのように自分の時間を過ごすのか……どう行動することが賢いでしょうか?
過去のことであなたがもっとも後悔している出来事のうち、この質問がその時の選択や状況をどのように変えたでしょうか?今のあなたのどこに活かすことができますか?もし今、あなたの人生が危険な状況に近づきすぎているなら、ガードレールを設置するいい時期かもしれません。
この読書プランについて
ガードレールは、危険な場所や立ち入り禁止地区に入らないよう設置されています。多くの場合、私たちは必要になるまでその存在に気づかず、危険な状況になって初めてガードレールがそこにあってよかった、と思うのです。もし私たちの人間関係や、金銭に関すること、キャリアのガードレールがあったらどうでしょう?どのようなガードレールになるでしょうか?将来後悔するような出来事からどのように守ってくれるでしょうか?これからの5日間、どのように自分のガードレールを設置できるか、一緒に探ってみましょう。
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