信仰がなくなるとき―疑いのなかで神を見つける10日間サンプル
神は部分的な神ではありません。すべての神です。私たちが知っていることもそして知らないこともです。すべては神のデザインによるものです。科学についてあなたが知っていることをすべて書き出してください。次に、あなたが知らないことをすべて書き出し、それには疑問符をつけてください。そして、その両方を大きな丸で囲んでください。それが神です。宇宙が複雑で、不可解で、謎に満ちているのは、神がそのように造られたからなのです。そして、神はそれを私たちにお与えになりました。
すべては、あなたがたのものです。
神は科学の内に、周りに、上に、下に、そして科学を超えたところにおられます。科学的発見とは神の存在を否定するものではありません。iPhoneの機能を理解することが、ティム・クック(訳注:アップル社最高経営責任者)の存在を否定することにならないのと同じことです……。
これはとても重要です。科学は神を解明するものではありません。科学は神がどれだけ創造的で美しいかを示しているにすぎないのです。
しかし、もし聖書と、神が作られたこの世界の間で明らかな矛盾があるように思える場合はどうすればよいでしょうか?
詳しく調べてください。何度も検証してください。調査し、尋ねてください。待ち、学び、読み、質問してください。あなたの聖書(または科学)の分析が間違っているという意見も受け入れましょう。信仰を捨てないでください。あなたが最も愛していることを、ほとんどわかっていないことのために諦めないでください。未知に対する戸惑いを迎え入れてください。その対立を避けないでください。分からないことがあってよいのです。
なぜなら、ひょっとすると謎はいつか解かれるかもしれないし、結局のところ矛盾などなかったと知ることになるかもしれないでしょうから。
この読書プランについて
信仰と疑いの格闘はとても寂しく孤立することがあります。沈黙のなかで苦しむ人もいれば、疑いと信仰は相いれないものと考えて完全に信仰を捨ててしまう人もいます。ドミニク・ドーン氏(Dominic Done)はどちらの場合も悲劇であり、大きな間違いであると考えます。ドーン氏は聖書と文学をもちいて、疑うことは正常なだけではなく、多くの場合は豊かで生き生きとした信仰に向かう道なのだと主張します。この10日間の読書プランをとおして信仰と疑いについて探っていきましょう。
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