人生の嵐の中で神の真理を見いだすサンプル

Finding God's Truth In The Storms Of Life

10日中 7日

学んだ教訓

自らの著書『Walking with God through Pain and Suffering(神と共に、痛みと苦しみを乗り越える)』の中で、ティモシー・ケラー(Tim Keller)はこのように言っています。「『自分はイエスだけしか頼るものがない』と気づくまでは、『自分に本当に必要なのはイエスだけだ』ということを、真には理解できない。」

キリスト教系人道支援団体であるワールドヘルプ(World Help)の働きの中で、先のティモシー・ケラーの言葉が真理であることが、何度も証明されています。ネパールにある児童養護施設の職員たちは、地震によって施設ががれきと化したときに唯一できたことはイエスを信じることでした。ルワンダにいる未亡人が、子どもたちに与える食事がなくなったとき、最初に思ったことは祈ることでした。このように、多くの人々が試練を通して神に引き寄せられる経験を語っています。

困難や試練があると、自分自身の力が全く及ばないという状況に追いやられ、信仰の大切さを知ることができます。コリント人への第二の手紙 4章は、自分たちが普段頼りにしているものが崩れたときこそ、霊が強くされることを教えてくれます。そのようなときにこそ、私たちは真(まこと)の力の源に近づき、また、自分たちの目をしっかりと神に向けなければならないことを学ぶのです。

ですから、試練や困難を抱えているときに、自分たちが学んで得た教訓にしっかりと立つことが重要なのです。

自分の痛みを無駄にするのは、その教訓を忘れ、苦しみを通して得た貴重な教訓を無駄にしてしまうことです。

必要であれば、試練のときに感じた神の不変の愛を、何かの形にして記念として残しましょう。多くの彫像や本、賛美歌などは、神の業を記念するために作られました。あなたが作る記念品に美しさは必要ありません。イスラエルの民が、その神の導きを覚え、それを後世に伝えるために何をしましたか? 石を積み上げただけでしたよね。あなたが神の不変の愛を思い出すものなら、それはどんなものでも構わないのです。

イエスこそが自分に必要なすべてだという確信を持ちましょう。自分の周りがカオスで、誰も何も信頼できないような状況にあっても、私たちには決して揺るぐことのない希望があるのです。その真実を、今日、共に喜びましょう!

祈りましょう。
神様。私は、自分の苦しみがあなたに近づけてくれることを知っています。この世の人生で試練に会うとき、それを学びの機会とし、信仰を成長させることができるよう、私を助けてください。そして、置かれた状況がよくなった後でも、そこで学んだ教訓を忘れないように助けてください。あなたが忍耐をもって、あなたが望むような人間に私を変え続けてくださっていることに、感謝します。アーメン

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この読書プランについて

Finding God's Truth In The Storms Of Life

クリスチャンであっても、この世の試練から免れているわけではありません。事実、ヨハネによる福音書16章33節には、私たちの人生には患難があることがはっきり書かれています。もし今、あなたが人生の嵐に直面しているなら、このデボーションはあなたのためのものです。このデボーションは、人生の嵐を乗り越えるための希望があることを、あなたに思い出させてくれるでしょう。また、現在、人生の嵐に直面していなかったとしても、将来、試練に直面したときにあなたを支える基盤を与えてくれるでしょう。

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この読書プランを提供してくださったワールドヘルプ(World Help)の創始者兼CEOのヴァーノン・ブルーワー氏(Vernon Brewer)に感謝します。詳細は次のウェブサイトを参照してください。 https://www.worldhelp.net