人間関係に疲れたあなたへ―交わりにひそむ吸血鬼サンプル

Relational Vampires

5日中 5日

偽善的な人との交わり

偽善的な人々との間に問題が持ち上がることで困るのは、それが偽善的だという点だ。考えてみて。イエスは、自分の目には梁(はり)があるのに兄弟の目からちりを取りのけることはできないとおっしゃった。もちろん、友人の目にあるちりを指さすことで、結局は自分の目には丸太があることに気付くんだ。

偽善的という意味の英語「ヒポクリット(hypocrite)」という言葉は「ヒューポクリテース(hupokrites)」というギリシャ語に由来する。仮面をつけた舞台俳優や芸人を表す言葉だった。まさにそんな感じだよね?

では、どうすれば芝居に参加することなく偽善と戦えるのだろうか?

偽善との対決は、まず舞台から降り、仮面を取って自分の目をじっと見つめることから始まる。自分自身の偽善に向き合わなければ、偽善的な人々の助けにはなれないからだ。罪にまみれながら隣人の罪を指さす宗教的偽善者に、イエスはとても厳しい言葉を用いられた。

自分自身の偽善に対抗するには?告白から始めよう。自分の過ちを認めよう。もし何が自分の過ちかわからなかったら、あなたをよく知る誰かに聞いてみよう。それから、神と愛する人々に罪を告白しよう。神に告白すれば、私たちはゆるしを受ける。隣人に告白すれば、神が私たちの交わりを通じて癒やしをもたらしてくださる。交わりの力を思い出しただろうか?

隣人の偽善に対抗するには?広く謙虚な心、そして自分の不完全さを頭に入れた上で、まずは本人に直接向き合おう。クレイグ・グローシェル牧師がよく言うのは、自分が正しいということを目指すのではなく、隣人が神の前に正しい者とされるよう助けるのを目指すということだ。さらに、祈りながら向き合おう。高慢な心があると、自分だって立ち向かっている相手と同じ状況に簡単におちいってしまうとわかっているのだから。

「隣人」だけが偽善的な人、助けてもらおうとばかりする人、批判的な人、支配的な人だということはめったにない。自分自身の傷に目を向け、自分も「そのような」人だと気づいたとき、私たちは本来イエスのものである救い主の座を明け渡すことができ、私たちの交わりを通して神のすばらしい働きが発揮される。交わりはこの世界での神の癒やしの種となり器になることが本当によくあるからだ。

今できることは?どこか一部から取りかかろう。すべての交わりのあらゆる問題を解決することはできない。実は、自分では一つも解決できないんだ。それは神がなさることだ。取りかかるところだけ決めよう。支配的な人、批判的な人、助けを求めてばかりいる人、偽善的な人。どの交わりから、誰から?あなたが告白しなければならないことは何?どこかから始めて、神にあなたを、あなたの交わりを、ついにはあなたの世界を変えていただこう。

祈りー神様、どこから始めればいいかを教えてください。壊れた交わりをお示しください。問題に焦点を当てる強さと、あなたが私の人生にもたらされる癒やしを受け取るための謙虚さをおあたえください。アーメン

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この読書プランについて

Relational Vampires

人間関係にひそむ「吸血鬼」はあなたを振り回し、喜びを吸い取り、楽しみに水を差す。でも、交わりをもつのが難しい人々に向き合う方法はある。私たちから生きる力を吸い取ってしまう交わりを癒やす方法を身につけよう。クレイグ・グローシェル(Craig Groeschel)牧師によるメッセージシリーズとともに、Life.Churchによるこの新しい読書プラン「交わりが疲れるワケ―人間関係にひそむ吸血鬼」を始めて、命を与えてくださる神の働きを受け取れるようになろう。 

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このプランをご提供下さった、Life.Church の皆様に感謝申し上げます。詳細につきましては、こちらのウェブサイトをご参照下さい。 https://www.life.church/

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